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続伸スタート、円安・ドル高で
【市況】東京株式(寄り付き)=続伸スタート、円安・ドル高で
【寄り付き概況】

6日の日経平均株価は続伸して始まった。始値は前週末比255円20銭高の2万7764円66銭。東証株価指数(TOPIX)は、14.02ポイント高の1984.28で始まった。

前週末の米国株市場では注目された1月の米雇用統計が事前予想を上回る強い内容を示したことから、FRBの金融引き締めに対する警戒感が再浮上し、ハイテク株を中心に下げる銘柄が目立った。NYダウ、ナスダック総合株価指数など主要株指数が揃って下落したことはきょうの東京株式市場にとってもネガティブとなっている。

1月下旬以降、日経平均は2万7000円台前半でのもみ合いが続いていたことで目先トレンドに変化が出やすい局面にあり、買い戻しを誘発する可能性もあるだろう。

日本経済新聞電子版が6日未明、4月8日に任期満了を迎える日銀の黒田東彦総裁の後任人事について、政府が「雨宮正佳副総裁に就任を打診したことがわかった」と報じた。金融緩和の継続が意識され、1ドル=132円台まで円安・ドル高が進行。採算改善を見込んだ買いが輸出企業に膨らみ、日経平均を大きく押し上げている。

株価指数先物の急伸につれて、指数寄与度の高いファストリなども高い。トヨタ、ホンダ、デンソーと自動車関連株の上昇が目立つ。一方、日銀の金融政策の修正観測を背景に買われてきた銀行や保険株には売りが出ている。

個別では、ファナック、KDDIが高い。一方、東エレク、ソニーG、三越伊勢丹が安い。

 
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