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新興市場見通し
新興市場見通し

今週の新興市場は続伸。米主要IT企業の決算や米連邦公開市場委員会(FOMC)を無難に通過したことで、グロース株の買い戻しが続いた。ペロシ米下院議長の台湾訪問を受けた地政学リスクの台頭や主要企業の決算発表が集中するなか、全体的にこう着感が強く、新規株式公開(IPO)を中心に新興株に物色が集中する傾向も見られた。
 
グロース市場が復調トレンドにある。マザーズ指数は730ポイント台まで戻り、東証グロースcore指数も力強い値動きで900ポイントを回復する場面があった。個別ベースでも強さが目立ってきており、値動きを好むアクティブな資金の受け皿として強調展開の継続が期待できそうだ。
 
来週はグロース系企業の決算発表がピーク。8日にメルカリが予定しているほか、9日にスパイダープラスやJMDC 、10日はI−ne 、HENNGE 、そーせいグループなどが発表する。決算発表はリスク要因だが、ここから事業環境が改善している銘柄は多く、出世株の出現が期待される。
 
 
個別では、逆張りに注目。米雇用統計を受けた金利の上昇転換で新興株は全般厳しい展開が想定されるが、中でも、7月半ばからのリバウンド局面で順調に上昇してきた銘柄ほど利益確定売りが出やすいだろう。反面、ここまでのリバウンドにおいて取り残されてきた銘柄には自律反発狙いの買いなどが入りやすいと想定。25日移動平均線からの乖離率が-10%以上、もしくはRSIが20%以下と売られ過ぎの銘柄に注目だろう。
 
 
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