反発後は上値の重い展開か
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【オープニングコメント】 反発後は上値の重い展開か |
日経平均株価の予想レンジは、2万1200円-2万1500円
朝方は買いが先行するとみられる。ただ、手掛かり材料に乏しいことや、現地4日には米9月雇用統計の発表を控えることもあり、内容を確認したいとして、模様眺めムードが続きそう。
前日の米株式相場は、経済指標の悪化を受けた利下げ観測の広がりを受けて上昇したため、日本株にも一定の買いを誘うだろう。
3日のNYダウ工業株30種平均は前日比122ドル高の2万6201ドルで取引を終えた。ダウ平均の下げ幅は一時330ドルを超えた。ただ、売り一巡後は米連邦準備理事会(FRB)による追加利下げの思惑を手掛かりに持ち直した。
外国為替市場で円相場は1ドル=106円台後半に強含んでいる。対ドルでの円高を警戒し、輸出関連銘柄には重しとなる場面も想定される。
シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、3日の大阪取引所終値比90円高の2万1360円だった。日経平均は前日までの2日間で約540円下落していることもあり、米国株の下落一服を支えに朝方は自律反発狙いの買いが優勢になりそうだ。
米国の景気減速懸念が鮮明になってきた中、9月の雇用統計が低調な結果となった場合は利下げ観測が一段と強まる可能性がある。株高要因ではあるが、日米金利差の縮小から一段と円高・ドル安が進行する公算も大きいだろう。
日程では、国内は臨時国会が召集されるほか、9月の車名別新車販売などが公表される。海外では9月の米雇用統計のほか、8月の米貿易収支などの発表が予定されている。
【好材料銘柄】
■エスプール <2471>
12-8月期(3Q累計)経常が72%増益で着地・6-8月期も84%増益。
■バイク王&カンパニー <3377>
12-8月期(3Q累計)経常が61倍増益で着地・6-8月期は黒字浮上。
■霞ヶ関キャピタル <3498>
前期経常を24%上方修正・最高益予想を上乗せ、配当も10円増額。
■レイ <4317>
今期経常を一転8%増益に上方修正・最高益更新へ。
■日本エンタープライズ <4829>
ソフトバンクやトヨタ自動車の共同出資会社が立ち上げた「MONETコンソーシアム」に参画。MaaS に関連した新たな価値創造や事業領域の拡大を目指す。
■アクリート <4395>
ジョルダン <3710> [JQ]とインバウンド向けSMS配信プラットホーム開発で業務提携。
■毎日コムネット <8908>
6-8月期(1Q)経常は12%増益・上期計画を超過。
■いちご <2337>
太陽光発電所の9月発電量は前年同月比34.8%増。
■ケイティケイ <3035>
今期経常は微増で3期連続最高益更新へ。
■ワールド <3612>
9月国内既存店売上高は前年同月比1.3%増と2ヵ月連続で前年実績を上回った。
■エヌ・ティ・ティ・データ・イントラマート <3850>
独シグナビオ社とプロセスマイニングツールのパートナー契約。
■サイバネットシステム <4312>
企業のイノベーション活動の定着を支援する企業内ナレッジサイト「Goldfireポータル」を販売開始。
■エーアイ <4388>
高品質音声合成エンジンAITalkを活用した個人向け入力文字読み上げソフト「VOICEROID2 ついなちゃん」を11月1日から販売開始。
■ツナググループ・ホールディングス <6551>
飲食業や小売業を中心とした採用支援でリフカムと業務提携。
【主な経済指標・スケジュール】
【国内】
4(金)
《決算発表》
壱番屋、オンワードHD、サカタのタネ、イーサポート、サンエー、サーラ、わらべや、ネクステージ、フェリシモ、クラウディアH、システムインテ、大有機、川口化、エクスモーション、トーセ、京進、ダイケン、三協立山、マルゼン、キャリアリンク、岡野バル、リヒトラブ、ワキタ、パルコ、インテリックス、丸八倉、日本BS放、天満屋ス、アルテック、ベルク
【海外】
米9月雇用統計(21:30)
米8月貿易収支(21:30)
※株式スケジュールは予定の為、変更される場合があります。