米ドル円、米中会談前に様子見ムード
【為替】米ドル円、米中会談前に様子見ムード
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24日欧米時間の外国為替市場において、米ドル円は動意の薄い動きとなった。米中貿易問題の進捗に注目が集まる中、本日にも開始される見通しの米中閣僚級会談を控え様子見ムードが強まり、米ドル円は107円台前半で往来する格好となった。
尚、NY時間中には米当局よりイラン指導者への制裁行動に関する示唆があったが、為替市場への目立った影響は見られていない。米中閣僚級会談は本日にも大阪にて開始されるとの見通しだが、事前に両国当局者より歩み寄りの姿勢が垣間見られており、市場では関係改善への期待感が高まっている。
最終合意の形成までは難しいとの見方が多いが、米国による中国への追加関税見送り等、一定の成果が見られれば米ドル円相場へはポジティブな材料となるだろう。5月より続いた米ドル円の下降トレンド転換のきかっけとなるか、注目したい。
[提供:カネツFX証券株式会社]