「混在」
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「混在」 |
「混在」
NY株式市場は大幅高から上昇幅を縮小した。
NYダウは一時1300ドル以上上昇したが終値は495ドル高。
NASDAQは終値はマイナスとなった。
2兆ドル規模の新型コロナウイルス対策法案が間もなく米議会を通過するとの期待が高まり大幅続伸。
ただ「どの程度迅速に法案が可決するのか疑念が出てきたことで株価は上値幅を縮小」との解釈だ。
もっともS&P500が2日続伸したのは2月12日以来。
NYダウの上昇率は2日間で14%。
2日間の上昇率としては1987年以来最大。
ボーイングが24%高。
過去3日間の上昇率は約70%に達した。
クルーズ船運航のロイヤル・カリビアン・クルーズとノルウィージャン・クルーズ・ラインはともに約23%上昇。
一方アップルは0.55%安。
耐久財受注(季節調整済み)は前月比1.2%増と市場予想の0.8%減に反してプラスで着地。
債券市場では短期債と長期債の利回り格差が拡大し投資家心理の好転を示した。
新型コロナウイルスの感染拡大に対する2兆ドル規模の対策が米議会で間もなく可決されるとの観測でリスク選好度が上昇。
安全通貨とされるドルに対する需要は低下した。
26日発表予定の週間新規失業保険申請件数は100万件(前週28万件)に増加する可能性があることもドルには悪材料。
ドル円は111円台前半。
欧州株は続伸。
恐怖と欲望指数は13→17。
火曜の日経平均は寄り付き354円高、終値1454円高と3日続伸。
19000円台回復は9日ぶり。
上昇幅は26年2ヶ月ぶりで歴代5位。
上昇率8.1%は歴代6位。
225採用銘柄は223銘柄が上昇。
TOPIXは7%近い上昇率で6日続伸。
「米与野党で協議中の大規模経済対策の合意に期待」が効いた。
日足は3日連続陽線で「2空」。
右肩上がりに転じた5日線(17561円)を3日連続で上回った。
プラスかい離は11.31%。
東証1部の売買代金は3兆7365億円。
13日連続の3兆円超(37日連続の2兆円超)。
値上がり2055銘柄(前日1748銘柄)。
値下がり88銘柄(前日384銘柄)。
新高値4銘柄(前日6銘柄)。
新安値2銘柄(前日1銘柄)。
騰落レシオは62.73(前日54.43)。
13日ぶりの60%超。
NTレシオは13.72倍。
サイコロは4勝8敗で41.7%。
右肩下がりの25日線(20159円)からは3.04%のマイナスかい離。
右肩下がりの75日線は22476円。
右肩下がりの200日線(21992円)からは11.12%のマイナスかい離。
松井証券信用評価損益率速報で売り方▲10.070%(前日▲4.723%) 。
買い方▲19.343%(前日▲24.242%)。
マザーズ銘柄ネットストック信用評価損益率で売り▲8.133%(前日▲2.558%)。
買い方▲39.125%(前日▲43.795%)。
空売り比率は39.0%で3日連続の40%割れ。
空売り規制なし銘柄の比率は6.4%。
Qieck調査の3月20日時点の信用評価損率は▲31.372%(前週▲31.02%)と2週連続の悪化。
3月20日時点の裁定売り残は344億円減の1兆7158億円。
4週ぶりの減少。
当限は640億円減の1兆6008億円。
翌限以降は295億増の1149億円。
同裁定買い残は6億円減の2420億円。
2週連続の減少。
当限は43億円増の1886億円。
翌限以降は50億円減の533億円。
統計のある1991年4月以降で史上最低水準だ。
日経HVは55.3、日経VIは48.28。
日経平均採用銘柄の予想PERは12.17倍。
前日11.31倍、前々日10.86倍からの脱却。
EPSは1606円(前日1599円)といきなり1600円台。
PBRは0.95倍。
BPSは20575円。
225先物採用銘柄の益回りは8.22%。
ドル建て日経平均は175.64と続伸(12月13日が219.64)。
東証1部単純平均株価は96円高の1867円。
(2019年末2327円、2018年末2077円、2017年末2946円)。
売買単価は1638円(前日1603円)。
東証1部の時価総額は544兆円。
シカゴ225先物終値は大証日中比290円安の18950円。
高値19455円、安値18865円。
大証夜間取引終値は日中比270円安の18970円。
気学では「逆行性強き日。押し込むと戻す」。
金曜は「初め安いと後高の日。悪目買い方針良し」。
ボリンジャーのマイナス2σ(収まる確率95。4%)が15560円。
マイナス1σが17859円。
勝手雲の下限は19859円とようやく接近してきた。
RSIが40.70。
RCIが19.51。
アノマリーでは今週最後の株高の日。
今年の曜日別勝敗(3月25日まで)
↓
月曜2勝7敗
火曜6勝5敗
水曜7勝5敗
木曜5勝6敗
金曜4勝6敗
バーナンキFRB元議長のコメント。
「現状は1930年代のような不況ではなく同規模の不況に向かってもいない。
新型コロナウイルスによるクラッシュは吹雪や自然災害」のような1─2四半期の経済事象に過ぎない。
米国の銀行システムは2008年の金融危機時よりもはるかに強化されている。
信用面やバランスシートも他国に比べて強固だ
第2四半期への打撃は深刻なものになろう。
しかしセントルイス地区連銀のブラード総裁が示した失業率30%、第2四半期のGDP半減ほどには至らない」。
リーマンショック時のFRB議長のコメントは結構楽観的だ。
一方でWTOのアゼベド事務局長のコメント。
「新型ウイルスの感染拡大により、いや応なく経済は甚大な影響を受ける。
経済の悪化と雇用喪失は08年の世界的な金融危機時を上回る恐れがある。
WTOのエコノミストは貿易の著しい落ち込み」を予想している。
ただ各国政府は経済への短期的なダメージの抑制に向けた措置で長期的な回復への地合いを整えることもできる。
協調によりリセッションに対抗する集団的な力を増強できる」。
WHOにエコノミストはいたとは知らなかった。
水曜のNYダウは495ドル高の21200ドルと反発。
上昇幅は一時1300ドルを超えた場面もあった。
NASDAQは33ポイント安の7384ポイント。
S&P500は28ポイント高の2475ポイント。
ダウ輸送株指数は184ポイント高の7724ポイントと3日続伸。
SOX指数は1.29%下落。
VIX指数は63.70。
3市場の売買高は185.6億株(過去20日平均は155億株)。
225先物CME円建ては大証日中比290円安の18950円。
ドル建ては大証比日中比170円高の19410円。
ドル円は111.19円。
10年国債利回りは0.868%。
2年国債利回りは0.339%。
◇━━━ カタリスト━━━◇
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リバウンド期待。
(兜町カタリスト櫻井)