兜町カタリスト『櫻井英明』が日経平均株価や株主優待、投資信託、NISAなど幅広く紹介していきます。企業訪問を中心により密着した情報も配信中です。
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「ベンジャミン・グリアム」
「ベンジャミン・グリアム」

「ベンジャミン・グリアム」

債券がキャピタルゲイン、株式はインカムゲイン。
キャピタルゲイン狙いの債券、利回り狙いの株式。
こういった倒錯した相場観の時代に改めて記憶しておきたい言葉。
「証券分析」や「賢明なる投資家」の著者ベンジャミン・グリアム氏の言葉だ。
ちなみに氏は、バリュー投資の第一人者ウォーレン・バフェット氏の師匠と言われている。
ウィキペディアによれば彼が好きだった話は「ミスターマーケット」。
毎日投資家の家のドアの前に現れては、毎日違う価格で株の売買を持ちかけてくる親切な人物の話だ。
ミスターマーケットによって提示される価格は、しばしば妥当なように思える。
しかししばしば馬鹿らしい価格のときもある。
投資家は、彼の提示した価格に同意し取引してもよい。
あるいは彼を完全に無視してもよい。
いずれにしろミスターマーケットは、翌日も他の株式の価格を引き合いに投資を持ちかけてくる。
問題は、ミスターマーケットが気まぐれで提示してくる価格に振り回されてはいけないということ。
投資家は、市場に参加することではなく市場の愚かさから利益を得るべきということ。
現実のマーケットでのパフォーマンスに注目し割安な株式を取得することに集中する方がよいことだという。
彼は株式を疑似的な債券だと考え株式と債券を利回りや安全性で比較していた。

以下は氏の名言。

「株式が最も魅力的な値段で売られている時。
まもなく歴史的な価格高騰が始まろうとしている時。
そんなタイミングで株を買うことは投機的であると揶揄される。
逆に間違いなく危険だと判断できる水準まで株価が上昇しった時に投資という言葉が町に踊る。」

「投資とは、徹底的に分析し、元本と十分なリターンを確認する作業だ。
この要件を満たせないものは投機だ」

「投資家は次の2つの手法で銘柄選択をする。
(1)市場全体が低調な時に株式を買う
(2)市場全体が低調とは言えなくても、ある株式が本質的価値よりも安い価格で取引されている時に買う」

「企業の本質的価値 = 将来の予測利益 × 適切な資本還元率」

「投資家が株式を買えば株価は上がり、その結果、株価収益率も上がります。
さらに多くの投資家が利回りに魅力を感じるようになると、株価は裏付けとなるはずの価値とは無関係に上がります。
最後に弾ける日が来るまで、バブルが膨張し続けるのです」

「株式市場ではおかしな価格が付けられた銘柄が登場することがある。
通常、それは人間の不安や欲望に起因している。
みんなが楽観的になると、投資家は貪欲になる。
本質的価値よりも株価を高く押し上げてしまう」

「理論上、インフレがあった場合は現金よりも株の方が良い」

「株式がインフレに対して十分な保険となるという確証はどこにもないが、債券よりは確かである」

「投資家が近々または将来最も有望な株式を選ぼうと血眼になると、二種類の障害に突き当たる。
ひとつは、人は誤りを犯すという本質をもっていること。
もうひとつは競争する本性をもっていることである」

「継続的に平均以上の収益をあげたいなら、投資家は以下の方針にしたがうしかない。
(1)本質的に安全で将来性のあること
(2)ウォール街では一般的ではないことをする」

「投資家とは・・・。
自分の持ち株を高値のときに愚かで哀れな投機家に売り、株価が下落したところで彼らから買い戻す。
そういう経験豊かで機敏な人々だ」

「一般大衆が熱狂的になるほど、そしてその企業収益の実際の伸びと比べて株価が上昇するほどにリスクは増す」

「何らかの理由で魅力がある企業の株式を過大評価する習性が市場にあるとすると・・・。
論理的には停滞しているために注目を浴びることのない企業の株式は、少なくとも実際よりも過小評価される。
これは株式市場の基本的な法則。
投資にこの法則を用いれば防衛的でしかも確実に収益を上がられると考えられる。」

「相場というのは、些細なことを大袈裟に評価したり、ありがちな変動をも大幅な下落のように誇張したりする。
その銘柄に対する興味や情熱がかけているだけでも、株価を途方もない下落へ導く」

「株価を過小評価する原因が二つ考えられる。
(1)一時的な業績の不振
(2)長期にわたる無関心および不人気」

「最も強固な論理とは経験から生み出されるものと信じている」

「過去50年以上にわたる経験と市場観察によれば、テクニカル・アプローチで長期にわたり利益を上げた者などひとりもいない」。

「投機家の関心事は、株価の変動を予測して利益を得ること。
投資家の関心事は、適切な証券を適切な価格で取得し保有すること」

「上昇相場の終焉を示す確かな兆候のひとつ。
得体の知れない小企業の株式が、株式市場において長い歴史を持つ中堅企業の株価よりも高値で売り出される」

【12月】(9勝4敗で勝率69.2%、1位)

2日(月)2日新甫、サイバーマンデー
3日(火)ECB理事会、変化日
5日(木)下げの日
9日(月)変化日
10日(月)FOMC、ノーベル賞受賞式
12日(木)EU首脳会議、ECB理事会、満月
13日(金)メジャーSQ、鬼宿日
18日(水)日銀金融政策決定会合
19日(木)ECB理事会
20日(金)米メジャーSQ、変化日
25日(水)年内受け渡し最終日、NY市場休場、変化日
26日(木)新月、金環日食、上げの特異日
30日(月)大納会


(兜町カタリスト櫻井)

 
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