一時107円台へ、米ドル円。
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【為替】一時107円台へ、米ドル円。
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5日の欧米為替市場は、リスク選好の強まりにより米ドル円が上昇した。リスク選好姿勢が強まった理由は、米国の良好な経済指標である。
詳しくは、ADP雇用統計とISM非製造業景況指数で、いずれも予想を上回り米国の景気減速懸念を後退させる内容であった。米ドル円の動きを見ると、欧州時間序盤は106円台前半まで沈んでいたが、上記の指標結果が伝わると買いが優勢となり、107円台を突破する動きに。
そしてNY時間以降も上昇は続き、高値を107.920円とするのだった。さて、6日の東京外国市場は昨夜の米経済指標の結果やさらに米中協議の進展期待の高まりを好感し続伸すると言いたいところだが、上値は抑えられると予想する。
なぜなら、本日は欧米時間に米雇用統計が控えており、結果を見極めたいとする様子見のムードが広がりそうだからだ。というわけで、上値の目処は昨日の高値107.245円を想定する。
[提供:カネツFX証券株式会社]