反落後も軟調展開か 米国株は大幅安
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【オープニングコメント】 反落後も軟調展開か 米国株は大幅安 |
日経平均株価の予想レンジは、2万1200円-2万1500円。
8日のNYダウ工業株30種平均は前日比313ドル安の2万6164ドルで終えた。
米中貿易交渉の行方が不透明となるなか、リスク回避姿勢の高まりから、売り優勢の動きとなりそう。IMF(国際通貨基金)の専務理事に就任したゲオルギエバ氏は「米中の貿易戦争で2020年に世界のGDP(国内総生産)の0.8%相当が失われる」との見方を示しており、株価の重しとして意識されそう。
日経平均のきょうの下値メドについて、「75日移動平均水準に当たる前日終値比300円程度安い2万1300円近辺」との見方が出ている。
シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、8日の大阪取引所終値比285円安の2万1335円だった。米長期債の利回りが低下(価格は上昇)し、利ざや悪化の懸念から金融株の重荷となることも想定される。
外国為替市場で円相場は1ドル=107円台前半と前日17時時点に比べ、円の上昇幅は限られている。朝方の売りが一巡した後は、円相場や上海株にらみの展開が予想される。
9日は9月の工作機械受注額(速報値)が公表されるほか、ローソンやファミマなどが3〜8月期決算を発表する。アンビスホールディングス(アンビスHD、7071)が東証ジャスダック市場に上場する。
【好材料銘柄】
■シー・ヴイ・エス・ベイエリア <2687>
上期経常を34%上方修正。
■井筒屋 <8260>
上期経常は6.6倍増益で上振れ着地。
■イーソル <4420>
東証が15日付で東証1部に市場変更する。
■コア <2359>
ベルギー・セプテントリオ社とみちびき「センチメータ精度測位受信機」を共同開発する。
■パルグループホールディングス <2726>
上期経常は43%増益で上振れ着地。
■ハローズ <2742>
発行済み株式数(自社株を除く)の0.3%にあたる6万株(金額で1億4460万円)を上限に、10月9日朝の東証の自己株式立会外買付取引「ToSTNeT-3」で自社株買いを実施する。
■トシン・グループ <2761>
発行済み株式数(自社株を除く)の2.6%にあたる21万株(金額で12億9570万円)を上限に、10月9日朝の東証の自己株式立会外買付取引「ToSTNeT-3」で自社株買いを実施する。
■トレジャー・ファクトリー <3093>
9月既存店売上高は前年同月比5.0%増と2ヵ月連続で前年実績を上回った。
■TOKAIホールディングス <3167>
岐阜の建設会社である日産工業の株式を取得し子会社化する。
■アレンザホールディングス <3546>
9月既存店売上高は前年同月比15.1%増と2ヵ月連続で前年実績を上回った。
■オプティム <3694>
国産ドローンのトップブランドであるエンルートと、AI・IoT・ドローンを活用したスマート農業分野で協業。
【主な経済指標・スケジュール】
【国内】
9(水)
9月工作機械受注(15:00)
《決算発表》
コメダ、イオン、ファミリーマート、ローソン、ウエルシアHD、ABCマート、イオン九州、MV東北、カネ美食品、ライク、ジーフット、トレファク、MV九州、U.S.M.H、スタジオアタオ、創通、ファンタジー、リソー教育、東京個別、ベル24HD、サンデー、MV北海道、イオン北海、コジマ、サイゼリヤ、三光合成、ライフコーポ、MV東海、MV西日本、AIT、イオンディライ、ミニストップ、ヤマザワ
【海外】
ノーベル化学賞発表
FOMC議事録(9/17〜9/18開催分)
米10年国債入札
休場:韓国
※株式スケジュールは予定の為、変更される場合があります。