日経ジャスダック平均は反落、利益確定の売り
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【市況】ジャスダック市場(大引け)=日経ジャスダック平均は反落、利益確定の売り
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日経ジャスダック平均株価は反落した。終値は前週末比2円69銭安い4098円34銭だった。
ジャスダック平均は反落してスタート。直後に一時売りが広がったが、押し目買いから即座に下げ渋った。終日マイナス圏での推移となったものの下げは限定的だった。先週の大幅上昇を受けて目先の利益を確保する売りが優勢となった。
「前週までの急上昇による過熱感が意識された」とされ、前場は利益確定売りにやや押され気味だった。ただ、好業績など個別に材料が出た銘柄には買いが入ったほか、直近下落した銘柄を拾う動きも出て、相場を下支えした。個人投資家の押し目買い意欲は根強く、底堅い動きとなった。
前週に大きく上昇した東映アニメやウエストHDなどが利益確定の売りに押され、指数の重荷となった。
イメージ ワンやワークマンが下落した。半面、フェローテクや出前館、マクドナルドは上昇した。
ジャスダック市場の売買代金は概算で646億円、売買高は7043万株だった。値上がり銘柄数は359、値下がり銘柄数は244となった。
個別では田中建設工業が年初来安値を更新。アピリッツ、ランドネット、イメージ ワン、東映アニメーション、京極運輸商事が売られた。
一方、ティムコが一時ストップ高と値を飛ばした。アルテ サロン ホールディングス、オリエンタルコンサルタンツホールディングス、トシン・グループ、ヴィレッジヴァンガードコーポレーション、FHTホールディングスなど19銘柄は年初来高値を更新。IMV、多摩川ホールディングス、八千代工業、ファブリカコミュニケーションズ、サンオータスが買われた。