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「大発会下落は年間4連勝中」
「大発会下落は年間4連勝中」
 
 
「大発会下落は年間4連勝中」
 
 
火曜のNY株式市場で主要株価3指数がいずれも反落。
「米国とイランの対立への警戒ムード再燃」との解釈もあるが原油価格は下落。
エクソンモービルやシェブロンなどエネルギー株も下落した。
一方このところ下落していた半導体セクターは上昇。
フィラデルフィア半導体株指数(SOX)指数は1.8%反発した。
「中東問題もさることながら市場は来週から始まる決算発表をにらみ始めた」という声も聞こえる。
S&P500採用銘柄の第4四半期業績は0.6%減益の見通しだ。
ISM非製造業景況感は55.0と昨年8月以来の高水準で着地。
市場予想は54.5だった。
11月の製造業新規受注は前月比0.7%減。
市場予想は0.8%減だった。
11月の貿易赤字は前月比8.2%減の430億8600万ドル。
16年10月以来3年1カ月ぶりの低水準。
市場予想は438億ドルだった。
「輸出増、輸入減の動きで米経済が19年末に底堅かった」という見方だ。
製造業の低迷を示す指標が債券利回りの上昇を抑制した格好だったが国債市場はほぼ横ばい。
10年国債利回りは1.810%。
2年国債利回りは1.538%。
米・イランが全面戦争に突入する可能性は低いとの見方から安全資産への買いは後退。
予想を上回る米経済指標を支えにドルは底堅く推移。
ドル円は108円台半ばでの推移。
恐怖と欲望指数は93→89に低下。
 
 
今年2日目の火曜の日経平均は寄り116円高、終値370円高。
23500円台を回復して実体の長い陽線は4日ぶり。
9時半過ぎからの先物の上昇の加速は見事だった。
まったく意思の感じられない機械的な動きという印象。
大発会の下落分の8割を取り戻した格好だ。
「中東リスクは本当にリスクだったのか」という見方もある。
ただ昨年の大発会は452円安、翌営業日(7日)は477円高。
これは倣えなかった。
その後の3日続伸(865円高 4.4%上昇)は真似て欲しいところ。
大納会23656円と大発会23365円の窓はあいたまま。
東証1部の売買代金は2兆1252億円。
値上がり1961銘柄、値下がり146銘柄。
新高値123銘柄と3ケタ復活。
新安値11銘柄。
騰落レシオは99.57。
NTレシオは13.67倍に低下。
サイコロは5勝7敗で41.7%。
右肩上がりに戻った25日線(23614円)からは0.16%のマイナスかい離。
200日(21887円)からは7.71%のプラスかい離。
右肩上がりに戻った5日線(23639円)は依然として上値抵抗線。
ただデッドクロスは回避した格好。
ポイントは75日線(22893円)のサポートだ。
松井証券信用評価損益率速報で売り方▲14.117% 。
買い方▲6.37%。
マザーズ銘柄ネットストック信用評価損益率で売り方▲8.158%。
買い方▲11.110%。
空売り比率は41.9%で3日連続の40%超。
空売り規制なし銘柄の比率は8.9%。
Quick調査の12月27日時点の信用評価損率は▲11.07%。
2週ぶりの改善。
12月27日時点の信用売り残は1203億円減の8920億円。
2週連続の減少。
同信用買い残は500億円減の2兆2236億円。
2週連続の減少。
信用倍率は2.29倍(前週2.25倍)。
12月27日時点の裁定売り残は112億円増の7501億円。
3週ぶりの増加。
当限は109億円増の4906円。
翌限以降は2億円増の2595億円。
同裁定買い残は72億円減の8701億円。
3週ぶりの減少。
当限は72億円減の8540億円。
翌限以降は1億円増の160億円。
日経に掲載の数字は当限だけなので間違えやすい。
日経HVは13.8、日経VIは15.11。
日経平均採用銘柄のPERは14.37倍。
EPSは1640円。
PBRは1.16倍。
BPSは20323円。
225先物採用銘柄の益回りは6.96%。
ドル建て日経平均は217.45(12月13日が219.64)。
東証単純平均株価は37円高の2331円。
(2019年末2327円、2018年末2077円、2017年末2946円)。
週明けのシカゴ225終値は大証日中比130円安の23350円。
高値23545円、安値23260円。
気学では「相場の仕成について駆け引きせよ」。
木曜は「目先の天底をつくる日」。
金曜は「人気に逆行して動く日」。
1月は「弱含み。売り方針にて戻りがあれば売るべし」。
一目均衡の雲の上限(23100円)がサポート。
12月4日以来の下抜けとなった勝手雲の下限(23567円)は微妙に奪還。
上限は23804円。
12月30日安値23656円を埋めて欲しいところ。
昨年21勝29敗と負け越しの水曜はアノマリーでは「株安の日」。
 
投資家さんが調べてくれた「大発会マイナスの年の年間株価のアノマリー」。
過去10年の大発会が下落の年は4回。
そのうち年間上昇は4回で4連勝中だ。
2014年大発会15864円▲382円 大納会17450円△ 年間騰落〇
2015年大発会17408円▲42円  大納会19033円△ 年間騰落〇
2016年大発会18394円▲582円 大納会19114円△ 年間騰落〇
2019年大発会19561円▲452円 大納会23656円△ 年間騰落〇
2020年大発会23204円▲451円 ?
 
3月のFTSE指数組み入れ銘柄の見直しに関する予想はみずほ証券のレポート。
《新規採用候補》
レーザーテック(6920)、JCRファーマ(4552)、スシロー(3563)、SMS(2175)、寿(2222)、東芝テック(6588)、シップ(3360)。
 
《除外候補》
北海道電(9509)、タダノ(6395)。
リバランスは3月20日の大引け。
 
 
NYダウは119ドル安の28583ドルと反落。
NASDAQは2ポイント安の9068ポイント。
S&P500は9ポイント安の3237ポイント。
ダウ輸送株指数は38ポイント高の10887ポイントと逆行高。
SOX指数は1.78%上昇。
VIX指数は13.76。
3市場の売買高は68.9億株(直近20日平均69.4億株)。
225先物CME円建ては大証日中比130円安の23350円。
ドル建ては大証比日中比105円安の23375円。
ドル円は108.42円。
10年国債利回りは1.810%。
2年国債利回りは1.538%。
 
 
◇━━━ カタリスト━━━◇
 
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(兜町カタリスト櫻井)
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