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「米金利上昇でも円高という不思議さ」
「米金利上昇でも円高という不思議さ」


「米金利上昇でも円高という不思議さ」
 
週明け月初のNY株式市場で主要3指数は続落。
NYダウは268ドル安の27783ドルとほぼ安値圏で引けた。
ISM製造業指標は48.1と前月から0.2ポイント低下。
市場予想(49.4)に反して落ちこみ50ポイントを4カ月連続で下回った。
「米製造業の悪化が米経済成長の重荷になるとの懸念」からの売り物優勢の展開。
ボーイングやユナイテッド・テクノロジーズなど製造業関連銘柄が下落のけん引役となった。
アップルやエヌビディアなども下落。
余計なことにトランプ米大統領は「ただちにブラジルとアルゼンチンから輸入する鉄鋼とアルミニウムに追加関税を課す」とツイート。
「米国とその他の諸国で貿易摩擦が広がる」と解釈された。
冴えない経済指標は債券市場にも影響し2年債と10年債の利回り差は前週末から拡大。
10年国債利回りは1.820%。
2年国債利回りは1.604%。
米国債利回りの上昇には反応薄でドル円は108円台後半。
恐怖と欲望指数は79→73に低下。
 
月曜の日経平均は寄り付き95円高、大引け235円高と3日ぶりの大幅反発。
中国の経済指標の復活感と米株の先物高、そして109円台の円安トレンド。
重なったことで上げ要因になったという感じだ。
日足は6日ぶりの陽線で日経平均は終値で年初来高値を更新。
先週のザラバ高値23608円が見えてきた。
その先は11月SQ値23637円。
そして2018年1月の23723円。
終値(23529円)は5日線(23408円)を上回った。
値上がり1515銘柄、値下がり542銘柄。
新高値109銘柄。
新安値2銘柄。
騰落レシオは111.11。
NTレシオは13.72倍。
サイコロは5勝7敗で8.3%。
25日線(23228円)からは1.30%、200日(21626円)からは8.80%のプラスかい離。
松井証券信用評価損益率速報で売り方▲13.534% 。
買い方▲6.175%。
マザーズ銘柄ネットストック信用評価損益率で売り方▲7.266%。
買い方▲10.578%。
売り比率は38.1%で5日ぶりの40%割れ。
空売り規制なし銘柄の比率は6.5%。
日経HVは10.6、日経VIは13.85。
日経平均採用銘柄のPERは14.16倍。
EPSは1661円。
PBRは1.15倍。
BPSは20460円。
シカゴ225終値は大証日中比345円安の23215円。
高値23590円、安値23070円。
気学では「高下荒く始め高いと後安の日。戻り売り良し」。
水曜は「下寄りすると戻し、上寄りすると押し込む日」。
木曜は「前場安いと後場戻す。突っ込み買い良し」。
金曜は「前日高かりし時は反落する日」。
12月は「乱高下あり。翌年に期待。強気に買い進めよ。春を楽しみに」。
勝手雲が黒くねじれるのは12月4日。
12月9日にはまた白くねじれる。
アノマリーは7月と12月の正相関。
7月上昇→12月上昇、7月下落→12月下落。
因みに今年の7月は前月比245円高ながら月足陰線。
微妙なところだ。
シカゴではまた23590円で跳ね返された。
せめて寄り付き安の後場高での日足陽線に期待の火曜日。
 
NYダウは268ドル安の27783ドルと続落。
NASDAQは97ポイント安の8567イント。
S&P500は27ポイント安の3113ポイント。
ダウ輸送株指数は122ポイント安の10734ポイント。
SOX指数は1.46%下落。
VIX指数は14.76。
225先物CME円建ては大証日中比345円安の23215円。
ドル建ては大証比日中比345円安の23215円。
大証夜間取引終値は日中比380円安の23180円。
ドル円は108.96円。
10年国債利回りは1.820%。
2年国債利回りは1.604%。
 
 
<2000年以降の日経平均月別騰落状況>
月別    上昇    下落    勝率
--------------------------------
11月    13      6       68.4%
2月     13      7       65.0%
6月     13      7       65.0%
12月    12      7       63.2%
4月     12      8       60.0%
1月     11      9       55.0%
3月     11      9       55.0%
10月    11      9       55.0%
5月     10      10      50.0%
7月     10      10      50.0%
9月     9       11      45.0%
8月     8       12      40.0%
 
2000年以降の月別の日経平均のパフォーマンスで12月の勝率は63.2%(上昇12回、下落7回)。
11月の68.4%(上昇13回、下落6回)、2月および6月の65.0%(上昇13回、下落7回)に次いで4番目に高い勝率。
 
11月第4木曜日の「米感謝祭」前から年末年始にかけては米株高のアノマリー。
感謝祭前日から、年末から5営業日前と新年の2営業日までのいわゆる「サンタラリー」の期間。
1979年以降のNYダウこの間に上昇が30回、下落が10回。
勝率は75%だった。
平均上昇率は2.3%でS&P500指数(2.0%上昇)をアウトパフォーム。
ラッセル2000指数は3.1%の上昇でさらに強く、中小型株が年末年始にかけて強含む傾向がある。
ラッセルは32勝8敗で勝率も80%と高かったという。
勝率の高い年末年始相場だが、2018年はこの間に3年ぶりにマイナスとなってダウは7.3%安を記録。
1979年以降、期間中に最大の下落率を記録した。
「常識の通じないトランプ大統領が米中の貿易協議の鍵を握っているだけに、予断を許さない展開が続く恐れもありそう」との見方だ。
 
◇━━━ カタリスト━━━◇
 
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上場後6ヶ月経過で巻き返しだ
 
(兜町カタリスト櫻井)
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