軟調推移か
軟調推移か |
とはいえ、2万円を上回っての推移が続いており、5日線が支持線として意識される局面においては、こう着ながらも底堅さが意識されるところである。
中小型株についても今日のところは利食い優勢となったが、マザーズ指数は25日線の抵抗に接近していたこともあり、いったんは利食いが出やすい水準であろう。
ただし、下落率は1.19%と日経平均(-1.29%)よりは下げておらず、5日線が支持線として意識されている。決算等を手掛かりとした個別物色のほか、元号改正を手掛かりとしたテーマ物色も一部で見られており、物色意欲の強さが窺える。
日経平均が2万円処での底堅さが意識される局面においては、こう着ながらも個人主体の中小型株物色は活発だろう。
明日(11日)の東京株式市場は、3連休を前にした週末とあって、持ち高調整の売りが想定されることから日経平均は軟調推移が予想される。
ただ、騰落レシオ25日移動平均は70%水準(10日終値)と引き続き売られ過ぎを示唆しており、下値は限定的となりそうだ。
指数は、今日5日線(2万0079円、10日時点)を下回らなかったが、明日も引き続き同水準がサポートになるかが注目される。
今週は週初から水準を大きく切り上げたことから、週間上昇(1/4終値は1万9561円)は濃厚だが、週末値で2万円を割り込むようだと、まだ下があるとの警戒が強まりやすい。節目を意識して週を終われるかに注目したい。
■上値・下値テクニカル・ポイント(10日現在)
22014.17 75日移動平均線
21830.60 ボリンジャー:+1σ(25日)
21809.17 均衡表雲下限(日足)
21698.33 均衡表基準線(週足)
21684.43 均衡表雲下限(週足)
21296.06 13週移動平均線
20987.92 新値三本足陽転値
20964.18 ボリンジャー:-1σ(26週)
20894.51 25日移動平均線
20823.69 均衡表転換線(週足)
20823.69 均衡表基準線(日足)
20331.61 ボリンジャー:-1σ(13週)
20163.80 ★日経平均株価10日終値
20079.16 5日線
20068.43 6日移動平均線
19958.42 ボリンジャー:-1σ(25日)
19824.89 ボリンジャー:-2σ(26週)
19721.47 均衡表転換線(日足)
19367.16 ボリンジャー:-2σ(13週)
19022.33 ボリンジャー:-2σ(25日)
18685.61 ボリンジャー:-3σ(26週)
18402.71 ボリンジャー:-3σ(13週)
18086.25 ボリンジャー:-3σ(25日)
もみ合い局面入りを示唆する格好に。他方、ローソク足は陰線を引いたものの、上向き基調の5日線上を4日連続でキープ。
終値は263.26円安で直近3日間の上げ幅の30.43%に相当し、3分の1押しの水準を上回っており、スピード調整の範囲内の下落にとどまった格好である。
本日を除く直近の3つの陰線をつける場面でも、比較的長めの下ヒゲを付けており、下値拾いの意識の強さが窺えよう。