日経ジャスダック平均は5日ぶり反発、リスク回避姿勢弱まる
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【市況】ジャスダック市場(大引け)=日経ジャスダック平均は5日ぶり反発、リスク回避姿勢弱まる
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通商問題を巡る米国と中国の対立激化に対する過度な懸念が後退し、前日の米株式相場が上昇したことでリスク回避姿勢が弱まった。
5日発表の決算が好調だったオリコンが前日に引き続き大幅高となるなど、材料のあった銘柄が集中的に物色された。
ただ、米中貿易摩擦の激化懸念は依然としてくすぶっており、投資意欲は盛り上がりを欠いている。
市場関係者は、「下げが大きく、戻りは小さいため、相場の地合いは良くない」と、投資資金が離散しつつある現状を指摘していた。
ジャスダック市場の売買代金は概算で298億円、売買高は4478万株。
値上がり銘柄数は338、値下がり銘柄数は253となった。
個別では、ホーブ、ニックスがストップ高となり、ジェイホールディングス、遠州トラックは一時ストップ高となった。Shinwa Wise Holdings、ヒビノ、エスイー、オリコン、札幌臨床検査センターなど8銘柄は年初来高値を更新した。岡藤ホールディングス、日本精密、中央化学、第一商品、エヌアイシ・オートテックが買われた。
一方、内外テック、アテクト、妙徳、八千代工業、オータケなど8銘柄が年初来安値を更新した。GMOペパボ、システム・ロケーション、ツクイスタッフ、タツミ、栄電子が売られた。