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押し目買いスタンか
【オープニングコメント】
押し目買いスタンか

5日の東京株式市場は、堅調な展開か。

日経平均株価の予想レンジは、4万500円-4万1200円を想定、(4日終値4万913円65銭)

日経平均株価は、きのう4日に終値ベースでの史上最高値を更新したことから、先高期待感が高まりそうだ。心理的なフシ目の4万1000円や、3月22日の取引時間中の史上最高値(4万1087円75銭)が意識される場面もありそう。ただ、週末を控えたポジション調整の売りや、現地5日の米6月雇用統計の発表を控え、様子見姿勢が強まる場面も想定される。


 日経平均が4万1000円を上回り、新たな記録を打ち立てて週を終えることができるかに注目したい。
 
短期的な過熱感を指摘する声も聞かれるが、日経平均に続き、TOPIXも最高値を更新したことで、デフレ脱却が間近な日本株の見直し機運に繋がり、日本株全体の底上げが期待されるといった強気な見方もある。
楽観視は禁物だろうが、下期入り後に連日でインデックス買いが続いており、日本見直しへの思惑は高まりやすいようだ。ピーク感はなく、過熱を冷ましながらの押し目狙いのスタンスに向かわせよう。



【好材料銘柄】
 
■クスリのアオキホールディングス <3549>
24年5月期の連結経常利益は前の期比5.1%増の201億円になり、従来予想の184億円を上回り、減益予想から一転して増益で着地。25年5月期も前期比27.4%増の256億円に伸びを見込み、3期連続で過去最高益を更新する見通しとなった。24期連続増収、3期連続増益になる。同時に、今期の年間配当は14円とし、前期の株式分割を考慮した実質配当は29.3%増配とする方針とした。
 
 
■キユーピー <2809>
24年11月期第2四半期累計(23年12月-24年5月)の連結経常利益は前年同期比2.7倍の203億円に急拡大した。併せて、通期の同利益を従来予想の322億円→361億円(前期は204億円)に12.1%上方修正し、増益率が57.1%増→76.2%増に拡大し、6期ぶりに過去最高益を更新する見通しとなった。
 
■キユーソー流通システム <9369>
24年11月期第2四半期累計(23年12月-24年5月)の連結経常利益は前年同期比84.5%増の29.6億円に拡大した。併せて、通期の同利益を従来予想の37億円→45億円(前期は34.7億円)に21.6%上方修正し、増益率が6.6%増→29.7%増に拡大する見通しとなった。
 
■オンワードホールディングス <8016>
25年2月期第1四半期(3-5月)の連結経常利益は前年同期比6.9%増の51.9億円に伸びた。併せて、3-8月期(上期)の同利益を従来予想の53億円→55億円(前年同期は44.1億円)に3.8%上方修正し、増益率が20.1%増→24.7%増に拡大する見通しとなった。上期業績の好調に伴い、通期の同利益を従来予想の120億円→122億円(前期は101億円)に1.7%上方修正し、増益率が18.5%増→20.5%増に拡大する見通しとなった。
 
■イーサポートリンク <2493>
24年11月期第2四半期累計(23年12月-24年5月)の連結経常損益は8200万円の黒字(前年同期は1100万円の赤字)に浮上し、通期計画の1億0800万円に対する進捗率は75.9%に達し、5年平均の50.0%も上回った。
 
■日本BS放送 <9414>
24年8月期第3四半期累計(23年9月-24年5月)の連結経常利益は前年同期比3.3%減の15.6億円に減ったが、通期計画の19.1億円に対する進捗率は81.7%に達し、5年平均の78.1%も上回った。
 

【主な経済指標・スケジュール】 

5(金)
【国内】
5月家計調査(8:30)
5月景気動向指数(14:00)
《決算発表》
安川電、マニー、サンエー、アークランズ、ハイデ日高、トーセイ、サーラ、薬王堂HD、北興化、和田興産、岡野バル
 
【海外】
米6月雇用統計(21:30)


※株式スケジュールは予定の為、変更される場合があります。
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