「まさか翔んで埼玉?」
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「まさか翔んで埼玉?」 |
新型ウィルス問題と同時並行で、世界中で起きているのは外出自粛。
昨夜の都知事のコメントも「不要不急の外出は避けて欲しい。
平日はできるだけ仕事は自宅で行い、夜間の外出も避けて欲しい」。
自宅で仕事が可能な人ばかりではないが、少なくとも可能な人は「なんだできるじゃん」となろう。
当方も原稿を書くだけなら自宅だけで事足りることは間違いない。
この流れで起きているのはテレワークなどの持薬的拡大だろう。
そしてAIの進化、ロボットの業務代替。
IT化のスピードが速まったことは間違いない。
奇しくも明らかになったのは日本の労働人口が今までいかに無駄な時間を過ごしてきたかということ。
会社に行って時間が過ぎればまた明日が来るというような古き良き姿勢は完全に否定された。
成果がでれば場所も時間も関係ないということが明らかになってきたということだろう。
「残業が減る」なんて文句ももう過去の遺物。
「いつでもどこでも誰でも」仕事が出来る時代の到来が早まってきたということだろう。
早い話がデイトレーダー的に自宅で働くことも不可能ではないということだ。
となると会社員もデイトレーダーも仕事の進め方はそんなに変わらないのかも知れない。
その昔、兜町に行けば情報が何でもあると言われた時代もあった。
しかし、今は対面で話すことなどほとんどない。
これは、兜町に限らず日本中、世界中で起こっていることだろう。
営業はテレワークでは無理だろうという声もあるが、メールとTV会議で事足りる。
呻吟して日参して名刺の数が100枚を超えたら会ってやろうなんて某大手電気メーカー創業者のようなことはもう聞かない。
表現は悪いかも知れないが「奇貨居くべし」という印象だ。
そういえば・・・。
埼玉県知事は県民に対し「今週末は東京都への不要不急の外出を控えるよう呼び掛ける方向で調整」との報道。千葉県も県民に対し「今週末は東京都への不要不急の外出をしないよう呼び掛けることを検討」との報道。
神奈川県知事は「今週末は不要不急の外出を自粛するよう県民に呼び掛ける方針」。
昨年ヒットした映画に「翔んで埼玉」というのがあった。
結構ヒットして興行収入は31億円。
舞台は架空世界の日本の東京都区部の名門校・白鵬堂学院。
東京都と埼玉県の間には関所があり、埼玉県民は通行手形がないと関所を通過できない。
そんなシチュエーション。
まさかそんな可能性に遭遇するとは思わなかった。
ちなみに作中での神奈川県。
知事が東京都に追随する路線を貫いていることから関東各県で最も東京都と蜜月関係という設定だった。
現実の埼玉・千葉・神奈川の外出自粛の表現の微妙な違いがあるようにも思えるから不思議だ。
とはいえ、結局1都3県は首都圏という括りになるのだろう。
それにしても・・・。
「東京五輪延期決定から東京の感染者数が増えて来たのは偶然なのだろうか?」という声も聞こえる。
(櫻井)