日経ジャスダック平均は3日ぶり反発、米ハイテク株高を好感
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【市況】ジャスダック市場(大引け)=日経ジャスダック平均は3日ぶり反発、米ハイテク株高を好感
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日経ジャスダック平均株価は3日ぶりに小反発した。終値は前日比3円84銭高い3966円62銭だった。
新興企業市場は、米国で長期金利の上昇が一服しハイテク株が上昇したことを好感し、買いが先行した。ただ、上値では戻り売りも多く、伸び悩んだ。本日は半導体関連など東証1部の主力株中心に物色が向かう地合いだったため、ジャスダック市場はやや蚊帳の外状態だった。時価総額上位銘柄の多くが上昇したものの、ジャスダック平均のローソク足は前日同様上髭を伴う陰線で、上値の重い展開が窺えるチャート形状となった。
東映アニメ、ハーモニックが高い。一方、ラック、出前館が安い。
市場では、「バリュエーションが高く、株価が1株当たり利益から見て正当化しづらい銘柄が多い」との声があった。足元で上昇し過熱感が強い銘柄には次第に売り圧力が強まった。
ジャスダック市場の売買代金は概算で389億円、売買高は5388万株だった。
値上がり銘柄数は278、値下がり銘柄数は293となった。
個別では、ジーダットが一時ストップ高と値を飛ばした。ヒューマンホールディングス、石光商事、コンピューターマネージメント、川崎地質、妙徳など7銘柄は年初来高値を更新。ウッドフレンズ、Mipox、アイ・ピー・エス、助川電気工業、プリントネットが買われた。
一方、川崎地質がストップ安。ルーデン・ホールディングス、燦キャピタルマネージメント、テラ、協立情報通信、ケイブなど26銘柄は年初来安値を更新。ラック、ムラキ、スーパーバリュー、ティムコ、ジェイホールディングスが売られた。