日経ジャスダック平均は8日ぶり反落、時価総額の大きい銘柄の売り
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【市況】ジャスダック市場(大引け)=日経ジャスダック平均は8日ぶり反落、時価総額の大きい銘柄の売り
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日経ジャスダック平均株価は8営業日ぶりに反落した。終値は前週末比39銭安い3780円66銭だった。緊急事態宣言の発令がきっかけになった「巣ごもり」関連銘柄への買いが一服。出前館やセリアなどの時価総額の大きい銘柄の売りが指数を押し下げた。
一方、「パワー半導体基板の生産能力を現状の2倍以上に増やす」と伝わったフェローテクが買われるなど、個別の材料株に投資家の資金が向かった。
市場関係者は「信用評価損率は低水準で推移しており、個人には投資余力がある」と話していた。
ジャスダック市場の売買代金は概算で632億円、売買高は1億721万株だった。値上がり銘柄数は349、値下がり銘柄数は275となった。
個別では、ルーデン・ホールディングス、ニューテックが一時ストップ安と急落した。グローバルインフォメーション、銀座山形屋は昨年来安値を更新。テラ、ディーエムソリューションズ、ランシステム、ヒーハイスト、ETSホールディングスが売られた。
一方、ウェッジホールディングス、テセック、サンオータス、旭化学工業がストップ高。エブレンは一時ストップ高と値を飛ばした。香陵住販、ジェクシード、ジーダット、フジプレアム、エイジスなど11銘柄は昨年来高値を更新。オービス、栄電子、翻訳センター、細谷火工、アバールデータが買われた。