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42円安と3日ぶり反落、利益確定売り優勢
東京株式(前引け)=42円安と3日ぶり反落、利益確定売り優勢
21日前引けの日経平均株価は3日ぶり反落した。前日比42円28銭安の2万1420円58銭で取引を終了した。

朝方は、利下げへの期待感が続き20日の米国株式が上昇した流れを受け、日経平均も上昇して始まったが、前日までの2営業日で500円近く上昇していたことから、個人投資家などの利益確定売りが優勢となった。
 
日経平均円相場が1ドル=107円台前半と1月はじめ以来の水準に上昇、円高・ドル安進行し、米連邦準備理事会(FRB)の早期利下げ観測が強まっていることで今後も円高が続くとの懸念から、業績面で重荷になるとの警戒感から輸出関連株が売られたこともも上値を抑えた。
 
市場からは「円高が気になってきた。このまま円高が続くようだと、それなりに業績面での影響が出てくる。日経平均2万1500円は大きく商いをこなした水準でもあり、売り物が出てくる。そうは言っても、売り込む動きはなく、後場はこう着商状か。来週はG20首脳会議、米中首脳会談にらみとなる」との声が聞かれた。
 
東証株価指数(TOPIX)は、5.39ポイント安の1554.51だった。JPX日経インデックス400も反落した。
 
前引け時点の東証1部の売買代金は概算で8745億円、売買高は5億229万株だった。値下がり銘柄数は1137銘柄、値上がり879銘柄、変わらず119銘柄だった。
業種別株価指数(33業種)は、医薬品、建設業、空運業の下落が目立ち、上昇は鉱業、石油・石炭製品、海運業など。
 
個別では、ソフトバンクグループ、ファストリが軟調で、資生堂も売りに押された。エーザイ、大和ハウス、スシローグローバルホールディングスも売られた。ディー・エル・イーが大幅安となり、日本通信も安い。ネクソンの下げも目立つ。
 
半面、キーエンスが高く、東京エレクトロン、ファナックも買い優勢となった。ニーズウェルが値上がり率トップとなり、トランザクションも大きく買われた。出光興産、ワイヤレスゲートも上昇した。
 
東証2部株価指数は3日ぶり反落した。前日比23.74ポイント安の6489.80ポイントだった。
出来高3102万株。値上がり銘柄数は186、値下がり銘柄数は177となった。
 
個別では、TONE、石井表記、大和が年初来安値を更新した。ウェルス・マネジメント、FRACTALE、兼房、パシフィックネット、アスモが売られた。
 
一方、アイル、スーパーバッグ、神島化学工業、ベルテクスコーポレーション、ミダックなど8銘柄が年初来高値を更新した。日本社宅サービス、サイオス、サンセイ、いい生活、ニチリンが買われた。
 
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