【為替】ドル円は109円台半ば付近まで水準を回復。

[概況]

22日、東京外国為替市場の米ドル円は109円台半ば付近まで反発する展開となった。中国不動産大手の中国恒大集団の資金操りを巡る問題で懸念が残るなか、米ドル円は早朝に一時109.120円まで下落。ただその後、中国恒大集団が社債の利払いを実行するとの報道が伝わると、リスク回避の姿勢が後退し、米ドル円は109円台半ば付近まで水準を回復した。また、米連邦公開市場委員会（FOMC）などを控え、米ドル円は積極的に持ち高を傾ける動きとは成り難い。
 
一方、東京時間帯に発表された日銀金融政策決定会合では、政策金利の据え置きや気候変動対応を支援するための資金供給オペレーション（気候変動対応オペ）の詳細などを決定したが、市場の反応は限定的か。テクニカル的には米ドル円は一目均衡表の雲下限（109.736円）付近を試す展開が考えられそうか。


[提供：AIゴールド証券株式会社]