なるか108円突破、米ドル円
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【為替】なるか108円突破、米ドル円
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19日の欧米為替市場は、円が全面的に売られる展開だった。きっかけは、日銀が22日に臨時会合を招集するという報道だろう。開催理由について日銀は「必要な金融調節事項の検討のため」としており、これにより追加の資金供給が期待され、円売りが活発になったというわけだ。米ドル円の動きを見ると、上記の報道を受けると買いが優勢となり、高値108.100円まで上昇。108円台を回復するのは約1か月ぶりである。
しかし、NY時間では利益確定のため弱含み、終値を107.710円としている。さて、本日の東京市場では米ドル円が再び108.00へトライできるかに注目したい。材料とすれば、新型コロナウイルス関連だろうか。東京都の新規の感染者数はこのところ一桁台の日が散見されはじめているが、例えばこうした事実が好感されれば、為替市場はポジティブな動きを示しそうだ。
[提供:カネツFX証券株式会社]