マザーズ指数は反発、年初来高値、IPO注目集める
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【市況】東証マザーズ(大引け)=マザーズ指数は反発、年初来高値、IPO注目集める |
東証マザーズ指数は前日比9.00ポイント高の1060.32ポイントと反発した。
2018年10月以来およそ1年8カ月ぶりの高値を付けた。
2カ月以上ぶりのIPO(新規株式公開)があり、各種メディアにも取り上げられるなど市場の注目を集めた。マザーズ指数に直接影響のない新規上場銘柄に投資資金が向かう格好となったが、他の新興株にとっても刺激材料となったようだ。
市場関係者は「コロナ暴落後の急速な株価回復を象徴する値動きとなり、投資家にとって安心感が増し、新興市場全体にとってプラス材料だ」とみている。
売買代金は概算で1979.92億円。騰落数は、値上がり171銘柄、値下がり141銘柄、変わらず8銘柄となった。
24日に東証マザーズ市場に新規上場したロコガイドは初値を705円(15.3%)上回り、制限値幅の上限(ストップ高水準)である5310円で終えた。午後に公募価格(公開価格、2000円)の2.3倍の4605円で初値を付けた。
同日、東証マザーズ市場に新規上場したフィーチャ(4052)は買い気配のまま上場初日の取引を終えた。気配値を公募・売り出し価格(公開価格、520円)の2.3倍にあたる1196円まで切り上げた。
同じくきょう上場したコパ(7689)も買い気配のまま上場初日の取引を終えた。気配値を公募・売り出し価格(公開価格、2000円)の2.3倍にあたる4600円まで切り上げた。
個別では、ロコガイド、GMO TECH、Fringe81、みらいワークス、ポートがストップ高。ITbookホールディングス、ジーニーは一時ストップ高と値を飛ばした。ロコンド、ビリングシステム、ディー・ディー・エス、sMedio、シャノンなど19銘柄は年初来高値を更新。ライトアップ、セルソース、ブリッジインターナショナル、HPCシステムズ、松屋アールアンドディが買われた。
一方、きずなホールディングスが年初来安値を更新。ヒューマン・メタボローム・テクノロジーズ、中村超硬、ネットイヤーグループ、ナノキャリア、フルッタフルッタが売られた。