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「勝手雲と気学の相克」
「勝手雲と気学の相克」
「勝手雲と気学の相克」
 
週明けのNY株式市場で主要3指数は続落。
NYダウの終値は84ドル安だが朝方に一時200ドルあまり下げる場面もあった。
中国の通信機器大手ファーウェイとの取引を事実上禁じる米政府の措置を懸念。
相次いで同社へのサービスや部品の供給を止める企業の動きが伝わり米中貿易摩擦懸念が高まったとの解釈。
半導体セクターが下落を主導しクアルコムとザイリンクスは7%安、インテルは3%安。
スマホの生産・販売で中国に依存するアップルは3%近く下落。
NYダウ平均を押し下げた。
中国売上高が大きい建機のキャタピラーや工業製品・事務用品の3Mも下落。
一方携帯電話3位のTモバイルUSと同4位のスプリントの経営統合の承認方向からスプリントは一時28%上昇。
シカゴ連銀全米活動指数は予想を下回って着地。
消費者物価指数は予想を下回る伸びとなり前月から伸びが鈍化。
表面利率2.375%の10年物国債利回りは前週末比0・02%高い(価格は下落)2.41%。
円は109円81銭まで買われた後110円06銭まで売られ最終的には110円レベルでの推移。
VIX(恐怖)指数は16.31。
SKEW指数は115.25と続落。
SOX指数は4.02%下落。
ダウ輸送株指数は0.32%続落。
 
 
週明けの日経平均株価は寄り付き55円高、3ケタの上昇があって終値51円高。
値幅4円とはいえ一応日足は陽線。
先週金曜も値幅4円の陽線。
見た目は2日連続の陽線となった。
とはいえ「極端な気迷い線」に警戒感はある。
75日線(21416円)が壁で5日線(21174円)がサポート。
5日線が下落から上向きに転じつつあるのは悪くない。
結局気迷いの原因は1〜3月のGDPの2期連続の増加。
前期比年率2.1%増という数字を好感。
しかし輸入の減少幅は10年ぶりの大きさで内需の停滞感が鮮明。
「むしろGDPは悪化した方が消費像増税延期・凍結につながりよかったのではないかと」。
そんな逆説的な声も聞こえる。
値上がり855銘柄、値下がり1203銘柄。
新高値・新安値ともに90銘柄で同数。
火曜はどちらに転ぶかが課題だが、10時からはソニーの経営方針説明会。
明日はOECDの世界経済見通し発表。
決算を通過してもまだ関門は続く。
騰落レシオが75.99と低水準を継続しているのは売り叩きたい向きには脅威だろう。
NTレシオは13.70倍。
25日線からはマイナス2.2%、200日線からは2.5%のマイナスかい離。
サイコロは4勝8敗で33.3%。
松井証券信用評価損益率速報で売り方▲8.394%。買い方▲13.478%。
マザーズ銘柄ネットストック信用評価損益率で売り方▲12.417%。
買い方▲21.970%。
空売り比率は46.8%で47日連続で40%超。
日経HVは11.8、日経VIは18.18。
REIT指数は28ポイント高の1951ポイント。
日経平均採用銘柄のPERは11.97倍でEPSは1779円。
PBRは1.07倍。
シカゴ225先物終値は大証日中比80円安の21145円。
高値21430円、安値21050円。
一目均衡の雲の下限21087円はクリア。
上限21396円を終値でクリアしたいところ。
ただ昨日黒くねじれた勝手雲は気にかかる。
ボリンジャーのマイナス1σ21345円と25日線21774円との相克。
マイナス2σは20916円と結構下にある。
気学では「安値にあるときは急伸する日」。
水曜は「相場の分岐する日。足取りに追従して駆け引きせよ」。
木曜は「変化注意日」。
金曜は「前場安いと後場高の日。逆なら見送り」。
 

(兜町カタリスト櫻井)
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