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39円高と4日続伸、通信株買われる。
東京株式(前引け)=39円高と4日続伸、通信株買われる。
16日前引けの日経平均株価は4日続伸した。前日比39円11銭高の2万2208円22銭で前場の取引を終了した。東証株価指数(TOPIX)は、1.40ポイント安の1626.53だった。
 
前日の米株市場が上昇一服となったことを受け日経平均は安く始まったが、その後は下値抵抗力を発揮しプラス圏に切り返した。
為替相場は1ドル=111円台後半で落ち着いた取引となるなど、投資環境は安定している。
また、15日に発表されたNTTドコモによる携帯電話の通信料金引き下げを受け、携帯電話料金の引き下げに対する過度な懸念が和らぎ、NTTドコモやKDDIなどの通信株が買われ相場全体を支えた。
中国景気の改善期待から安川電などの景気敏感株にも海外投資家の買いが入った。
 
一方、日経平均は前日に約4カ月ぶりに2万2000円台を回復したとあって、目先の利益を確定しようとする投資家も少なくなかった。
日米貿易交渉が始まり自動車株も上値が重い。東証株価指数(TOPIX)はマイナスで前場を折り返し、東証1部銘柄のおよそ6割が値下がりするなど、物色に広がりは見られない。後場の日経平均は小高い水準でややこう着感を強めそうだ。
 
 JPX日経インデックス400は小幅安。前引け時点の東証1部の売買代金は概算で1兆997億円、売買高は5億5961万株だった。東証1部の値上がり銘柄数は724、値下がりは1293、変わらずは120銘柄だった。
 
業種別株価指数(33業種)は情報・通信業、海運業、保険業が上昇し、下落はパルプ・紙、鉱業、石油・石炭製品など。
 
個別では、ソフトバンクグループ(SBG)が堅調、ファーストリテイリング、京セラ、キヤノン、日ハムも上昇した。ソニー、NTTドコモなども買い優勢。RPAホールディングスはストップ高に買われた。スペースバリューホールディングス、TOKYO BASEが値を飛ばし、千代田化工建設も物色人気。
 
半面、キーエンス、ファナックが軟調、スズキ、オリンパス、アドテスト、良品計画が値を下げた。ベクトル、古野電気が安く、かんぽ生命保険も下落した。
 
東証2部株式指数は前日比3.42ポイント高の6871.72ポイントと続伸した。
出来高2440万株。値上がり銘柄数は197、値下がり銘柄数は176となった。
 
個別ではリスクモンスター、櫻護謨、高松機械工業、神鋼環境ソリューション、タカトリなど9銘柄が年初来高値を更新した。アドテック プラズマ テクノロジー、グローバルダイニング、大和自動車交通、ビート・ホールディングス・リミテッド、ファインシンターが買われた。
 
一方、ビットワングループ、アイスタディ、トーヨーアサノ、東京自働機械製作所が年初来安値を更新した。サイバーステップ、エヌリンクス、東京衡機、ツインバード工業、ぷらっとホームが売られた。

 
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