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来週はもみ合いか

来週はもみ合いか
23日の日経平均は反発。終値は前日比42円高の2万3516円だった。
前日の米株高や景気対策への期待から買い戻しが先行。朝方は100円弱ほど高く始まった。日本の取引時間中に行われる米大統領選候補者によるテレビ討論会が気になり株価は途中伸び悩んだが、民主党のバイデン氏有利との見方が広がると再び相場は持ち直していった。大引けこそ少し値を消したが2万3500円台を回復して取引を終えている。
注目の米大統領選討論会で大きな波乱がなかったことなどは一定の安心材料となり、日経平均は週間では約105円の上昇。ただ、週初の発射台が高く、週足では2週連続で陰線を形成した。
 
来週はもみ合いか。国内では決算発表が本格化する。個別の売買は活況になると見込まれ、マザーズの調整で中小型から大型株への資金シフトが進む展開にも期待できる。
10月相場もここまでは堅調に推移してきた。
ただ、東証1部の出来高の減り方は顕著で、上昇の推進力があるとはあまり言えない状況。日銀のETF買いが効いているうえ、ずっと売り越してきた外国人が日本株をかなり売り切ってしまい、売り玉が枯れていることが功を奏している。
今の奇妙な高値安定相場はこうした需給関係にある。なかなか出来高も増えないし、2万4000円を目指す展開にもなりにくいだろう。
来週は7−9月決算を受けて個別では動きが出てくるだろうが、日経平均が水準を切り上げていくにはかなりの好決算が必要となりそうだ。
 
マザーズ指数は23日も弱い中でも耐性を示したが、8月以降の動きがかなり強かった分、上昇が止まれば売りに押されやすくなる。
ローソク足では長い下ヒゲをつけたが、きのう下回った25日線(1268ポイント、23日時点、以下同じ)を上回るまでには至っていない。13週線(1157ポイント)や75日線(1131ポイント)が控える1100ポイント台半ば辺りまでの調整はみておく局面だろう。
 
 
■上値・下値テクニカル・ポイント(23日現在)
 
24592.43  ボリンジャー:+3σ(13週)
24084.33  ボリンジャー:+2σ(13週)
23970.78  ボリンジャー:+3σ(25日)
23790.90  ボリンジャー:+2σ(25日)
23611.02  ボリンジャー:+1σ(25日)
23576.24  ボリンジャー:+1σ(13週)
23546.52  6日移動平均線
23544.92  均衡表転換線(日足)
 
23516.59  ★日経平均株価23日終値
 
23504.89  ボリンジャー:+1σ(26週)
23465.53   新値三本足陰転値
23431.14  25日移動平均線
23338.50  均衡表基準線(日足)
23251.26  ボリンジャー:-1σ(25日)
23160.19  均衡表転換線(週足)
23159.48  均衡表雲上限(日足)
23071.38  ボリンジャー:-2σ(25日)
23068.15  13週移動平均線
23065.82  75日移動平均線
22891.50  ボリンジャー:-3σ(25日)
22646.11  均衡表雲下限(日足)
22560.05  ボリンジャー:-1σ(13週)
22392.05  26週移動平均線
22051.96  ボリンジャー:-2σ(13週)
22003.56  200日移動平均線
 
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