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もみ合い展開か

もみ合い展開か

週明けの日経平均が続伸。終値は前週末比96円高の2万133円だった。
国内で新型コロナウイルスの感染者数の伸びが鈍化し、経済活動が再開するとの期待から買いが優勢となった。取引時間中の米株先物の上昇も後押し材料となり日経平均の上げ幅は一時160円を超える場面も。政府が朝方に発表した1−3月GDPは年率3.4%減と市場予想(4.8%減)を上回ったが、相場の反応は限定的だった。
 
個人主体の資金は値幅妙味の大きいマザーズ銘柄といった中小型株に資金を集中させているようである。先高期待が次第に高まるものの、ハイテク株の先行きへの警戒や全体の商いが膨らまない状況においては、値動きの軽い中小型株にシフトしやすい展開が続きそうである。
マザーズ指数に関しては、1月7日につけた年初来高値の893.27p(終値ベース)が射程圏内に入ってきた。年初来高値を更新する指数が出てくれば、日本株の景色もまた変わってくると思われる。戻りの先導役として上昇が続くかに注目したい。
 

19日の日経平均株価は、もみ合い展開となりそう。
新型コロナウイルスによる業績への影響が読み切れないなか、下げた局面では日銀によるETF(上場投資信託)買い期待から、売り込みづらいとみられ下値は限定的となりそう。市場では「日経平均株価の25日移動平均線が下値を支える一方、75日移動平均線が上値を抑える格好で推移している。

 
■テクニカル・ポイント(18日現在)
 
21681.61  200日移動平均線
21520.10  26週移動平均線
21278.32  均衡表雲下限(週足)
20877.10  ボリンジャー:+3σ(25日)
20639.49  ボリンジャー:+1σ(13週)
20528.11  75日移動平均線
20487.77  ボリンジャー:+2σ(25日)
20237.07  均衡表基準線(週足)
20199.53  均衡表雲上限(日足)
20185.03  6日移動平均線
 
20133.73  ★日経平均株価18日終値
 
20098.45  ボリンジャー:+1σ(25日)
19991.91  均衡表転換線(日足)
19709.12  25日移動平均線
19638.81   新値三本足陰転値
19544.01  均衡表基準線(日足)
19362.59  13週移動平均線
19319.80  ボリンジャー:-1σ(25日)
 
 終値は先週末に続いて下向きの5日線を下回る一方、25日線は上向きをキープ。ローソク足は寄り引けが接近して上下ともにヒゲが短い「星」状で終了し、短期的な売り買いの拮抗状態を示唆した。
ただ、一目均衡表では終値が雲上限直下にあるほか、基準線は上昇を継続しており、もみ合い圏の上抜けを窺う形状。
 
RSI(14日ベース)は中立圏上限の60%を突破して61.93%(先週末54.84%)に上昇し、RSI80%ラインに向けた株価の上振れ圧力の高まりを窺わせた。

 
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