売り買い拮抗、買いと利益確定売りが交錯
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【市況】東証グロース(大引け)=売り買い拮抗、買いと利益確定売りが交錯
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東証グロース市場は手掛かり材料のある銘柄への買いと利益確定売りが交錯した。東証マザーズ指数、グロースCoreはともに小幅高。東証マザーズ指数の終値は前日比0.97ポイント(0.13%)高い772.55と、2022年12月16日以来およそ1カ月ぶりの高値だった。
5日続伸するのは22年7月26日〜8月1日以来。
前日の米ハイテク株高を受け、国内新興市場でも買いが優勢だった。一方、足元の戻りが急ピッチなことから主力株の一角に利益確定や戻り待ちの売りが出て、相場の上値は重かった。
東証グロース市場では、フリーやオキサイド、ライフネットが上昇した。一方、そーせいやビジョナル、サンウェルズが下落した。
値上がり銘柄数226、値下がり銘柄数256と、売り買いが拮抗した。
市場では「米国でのインフレ伸び率の低下や米連邦準備理事会(FRB)による先行きの利下げに対する期待がある一方、中国の経済正常化で資源価格の一部が上昇傾向にある。インフレ鈍化を見込んだ株高を楽観視できない」との声があった。
個別では、モルフォ、エディア、シャノン、ティムスがストップ高。モビルスは一時ストップ高と値を飛ばした。Mマート、スマレジ、メドレックス、オープンワーク、ELEMENTSなど12銘柄は昨年来高値を更新。トラース・オン・プロダクト、サイフューズ、グッドパッチ、リベロ、メタリアルが買われた。
一方、ブライトパス・バイオ、ブティックス、さくらさくプラス、アジャイルメディア・ネットワーク、INFORICHが売られた。