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不安定な展開か

不安定な展開か
 
今週は軟調展開となった。前の週にNYダウ平均が3万ドルを割り込み、年初来安値を更新したことから、三連休明け26日の日経平均は700円を超える下落。今週に入ってもダウ平均が1月高値から2割以上下落して「弱気相場」入りしたほか、S&P500も年初来安値を更新してきたことから、米国株安への警戒が強い状況が続いた。
米長期金利が再び上昇してきたことで、週末にかけてはリスクオフの様相が強まった。30日には400円を超える下落となり、週末値で2万6000円を割り込んだ。
日経平均は週間では約1216円の下落となり、週足では3週連続で陰線を形成した。
 
 
来週も不安定な展開か。
10月相場に突入するが、東京株式市場は翌週の月曜10日が休場。金曜7日の引け後に安川電機の上期決算発表が予定されており、この日の米国では9月雇用統計が発表される。内容を精査したい材料が週末にあり、かつ三連休前ということで、様子見ムードの強い地合いを予想する。
足元の米国株の弱さを鑑みると、買いは手控えられそうではある。ただ、日米株とも今週までにかなり下げており、一段安となった場合には、米雇用統計が反転材料になるとの期待も高まる。日経平均は6月安値に接近しており、この近辺ではリバウンド狙いの買いも入りやすいだろう。
型株は手掛けづらいが、小売などの決算がいくつか出てくるほか、ノーベル賞の発表が続くことから、幕間つなぎ的に材料のある中小型株が物色されるだろう。
 
 
■上値・下値テクニカル・ポイント(30日現在)
 
27402.00  75日移動平均線
27371.50  均衡表雲下限(日足)
27371.50  均衡表基準線(週足)
27350.57  200日移動平均線
27299.26  均衡表基準線(日足)
27261.59  26週移動平均線
27153.83  新値三本足陽転値
26915.81  均衡表雲下限(週足)
26856.52  均衡表転換線(日足)
26835.73  ボリンジャー:-1σ(25日)
26833.55  ボリンジャー:-1σ(13週)
26448.42  6日移動平均線
26435.08  ボリンジャー:-1σ(26週)
26084.81  ボリンジャー:-2σ(25日)
25987.04  ボリンジャー:-2σ(13週)
 
25937.21  ★日経平均株価30日終値
 
25608.58  ボリンジャー:-2σ(26週)
25333.89  ボリンジャー:-3σ(25日)
25140.53  ボリンジャー:-3σ(13週)
24782.07  ボリンジャー:-3σ(26週)
 
ローソク足は陰線を引き、配当落ちの影響を加味した昨日の実質的な大幅高による上昇分を吐き出す形となった。株価上方では25日や26週といった主要な移動平均線が軒並み下降を続け、一目均衡表の転換線と基準線も下向きとなっており、下落トレンド延長が警戒される。一方、25日線とのマイナス乖離率は5.98%と売られ過ぎの5%ラインを超えており、下落トレンドにあって短期的なリバウンドの機運も高まっている模様だ。
 
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