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来週は波乱含みの展開か

来週は波乱含みの展開か
 
 
今週は堅調となった。
日経平均は週明け22日は大幅高となり、3万1000円台に到達。23日の後場に相場が急変して9日ぶりに反落すると、24日は大幅安となり、天井感が意識された。
しかし、25日は米エヌビディアの良好な決算を手がかりに、半導体株のアドバンテストが急騰。225構成銘柄の派手な上昇を受けて指数も3日ぶりに反発すると、26日も半導体株買いが続いて続伸。軽い調整を挟みながらも週間ではプラスで終えた。
日経平均は週間では約107円の上昇となり、週足では7週連続で陽線を形成した。
 
来週は波乱含みの展開か。
米国は週明けの5月29日が休場。週末の6月2日は5月雇用統計が発表予定で、やや手がけづらさが意識される。最大の注目は債務上限問題。過去のイエレン財務長官の発言から、6月1日が「Xデー(米政府の資金繰りが行き詰まる日)」として注目されており、関連ニュースに振り回されることになるだろう。債務上限問題が解決しないまま6月1日を迎えるようなら、この近辺では米国株の大幅安を想定しておく必要がある。
 
一方、土壇場で与野党が合意に至るようなら、リスクオンに傾斜する展開も期待できる。週末の米雇用統計は、足元で米国のインフレが長期化するのではとの見方が強まっていることから、警戒材料として受け止められるだろう。
 
日本株は足元の基調が非常に強く、基本的には悪材料には耐性を示し、好材料には強く反応すると考える。外国人による日本株買いは旺盛だ。米債デフォルト(債務不履行)となれば一大事だが、基本的に茶番にほかならず、政府、共和の双方ともいずれは安全な着地点を探るとみられる。金融市場もそれを前提にしているため、どこかで物色対象を変えてくる可能性があるだろう。
米国の債務上限問題が解決せず、米国株の下げが大きくなってしまった場合には、週末にかけてはリスク回避の動きが強まると予想する。
 
 
■上値・下値テクニカル・ポイント(26日現在)
 
32257.07  ボリンジャー:+3σ(25日)
32029.48  ボリンジャー:+3σ(13週)
31554.47  ボリンジャー:+3σ(26週)
31348.37  ボリンジャー:+2σ(25日)
 
30916.31  ★日経平均株価26日終値
 
30905.18  ボリンジャー:+2σ(13週)
30875.51  6日移動平均線
30565.80  均衡表転換線(日足)
30439.66  ボリンジャー:+1σ(25日)
30321.54  ボリンジャー:+2σ(26週)
30093.59   新値三本足陰転値
29797.10  均衡表基準線(日足)
29780.88  ボリンジャー:+1σ(13週)
29530.95  25日移動平均線
29356.13  均衡表転換線(週足)
29088.61  ボリンジャー:+1σ(26週)
28656.57  13週移動平均線
28622.25  ボリンジャー:-1σ(25日)
28507.21  均衡表基準線(週足)
28329.10  75日移動平均線


 
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