軟調展開か
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【オープニングコメント】 軟調展開か |
26日の日経平均株価は軟調展開か。
日経平均株価の予想レンジは1万8800円-1万9500円。
米国株はまちまち。ダウ平均とS&P500が上昇した一方、ナスダックは下落した。ダウ平均は495ドル高の21200ドルで取引を終えた。大規模経済対策への成立期待から一時1300ドル近く上昇したが、終盤にかけては失速した。
一方、東京都内で新型コロナウイルスの感染者が急増し、都民に週末の「不要不急の外出」を自粛するよう要請するなど、再び新型コロナへの警戒感が強まっている。日経平均は今週に入って3000円近く急伸していることも相まって、目先の利益を確定する売りが先行しそうだ。
シカゴ日経平均先物からは直近の上昇分を打ち消すような厳しい下げにはならなそうだが、新たな行動制限が出てきたことで週末への警戒は強まりやすいだろう。
鋭角的な切り返しが見られたことで大きく押すようなら下では買いが入ると考えるが、安く始まった後は様子見姿勢の強い地合いが続くと予想する
シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、25日大阪取引所終値比290円安の1万8950円だった。
外国為替市場で円相場は1ドル=111円台前半と、前日17時時点から円高・ドル安方向に振れている。
日程面では、きょうは2月の企業向けサービス価格指数が発表され、サイバーセキュリティクラウド<4493>、アディッシュ<7093>がいずれもマザーズ市場に新規上場する。海外では19年10〜12月期米GDP確報値、米7年物国債の入札のほか、英中銀やメキシコ中銀の金融政策が発表される。
【好材料銘柄】
■ステラ ケミファ<4109>
頭頸部がんを効能・効果としてBNCT用ホウ素薬剤の製造販売承認を取得。
■アクセル<6730>
今期経常を2.8倍上方修正。
■PALTEK<7587>
5Gソリューション構築を支援するFPGAコンピューティングプラットフォーム「M-CUBE」を受注開始。
■スルガ銀行<8358>
シェアハウス関連融資債権を譲渡。今期経常を43%上方修正、未定だった配当は2期ぶり5円で復配。
■ユーザベース<3966>
三菱地所 <8802> と業務提携。また、三菱地所を引受先とする65万7400株の第三者割当増資を実施する。
■ニーズウェル<3992>
出張・経費管理クラウドシステム「SAP Concur」導入支援サービスを富士薬品から受注。
■シンバイオ製薬<4582>
トレアキシンの次世代製剤である「RI製剤」の治験で症例登録が完了。
■エプコ<2311>
省エネ施工会社のシステムハウスエンジニアリングの全株式を藤田エンジニアリング <1770> から取得し完全子会社化する。リフォーム分野を強化。
■片倉工業 <3001>
今期経常を一転2%増益に上方修正。
■GMOペイメントゲートウェイ <3769>
連結子会社GMOフィナンシャルゲートの東証マザーズへの新規上場が承認。
■コムチュア <3844>
AIソリューション開発のCogent Labsと資本業務提携。デジタルトランスフォーメーション分野への事業拡大を目指す。
【主な経済指標・スケジュール】
26(木)
【国内】
2月企業サービス価格指数(8:50)
40年国債入札
《決算発表》
オプトエレクト、セキチュー
【海外】
EU首脳会議(テレビ会議)
英国金融政策発表
米10-12月期GDP確報値(21:30)
※株式スケジュールは予定の為、変更される場合があります。