「鷹と虎」
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「鷹と虎」 |
今年の東日本大学女子ソフトボール選手権大会。
知り合いの市場関係者の大学4年生のお嬢さんがキャプテンのチームが出場していた。
明治に勝って順天堂に勝って東京国際に勝ってベスト4。
今日準決勝で早稲田に負けてしまった。
しかし本人は4試合で9打数2三塁打、1二塁打で打点3。
頑張ったと思う。
千金一刻の大学生最後の夏。
4月上昇→8月下落、4月下落→8月上昇(4月と8月は逆相関)。
7月上昇→12月上昇、7月下落→12月下落(7月と12月は正相関)。
このアノマリーでいくと4月上昇→8月下落は条件を満たした。
7月上昇→12月上昇に向かって欲しいところでもある。
ちょっと思い出した一文。
↓
相場師という訳ではないかも知れませんが・・・。
既に古希を越えられた元歩合外務員氏とのリーマンショック直後の会話。
清水一行氏の「兜町物語」の主人公のような老人と森下のサクラ鍋をつつきながら静かに緊張しながらお話を伺った記憶が甦ります。
本当に静かに、そして淡々とした語り口が過去の活躍を教えてくれるような光景でした。
でも子供のような筆者に対しても敬語を使われて不思議な光景でした。
「株価は不思議なもので、どんな悪材料が出ても下がらなくなるし、どんなに好材料満載でも上がらなくなります」。
ただ「今はまだそういう局面ではないように見えます」。
引用されたのは中国の「菜根譚」。
「本当は違う意味ですが・・・」として、「実は金儲けの極意は、鷹の立つこと睡るがごとし、虎の行くこと病むに似たり、なんです」。
「鷹でさえ睡るふりをして獲物を呼び寄せます。
虎が牙を向いていたら獲物は逃げ出しますから、ヨタヨタとして安心感を与えるような姿で獲物を狙うんです」と。
また「株価は上昇の前にしばらく居た場所にまた戻ってくる習性があります。
山の頂上からベースキャンプに降りてくる安心感のようなものでしょうか。
リーマンショックを経験した最近の日経平均で言えば、ベースキャンプは11000円の水準だと思われますが、今回はあっさりとこれを抜けてしまいました」と。
元歩合外務員氏の経験則以上のものが起きている可能性は高いとも指摘。
ただ、最後に「気持ちは『我、出陣に憂いなし。日経平均8000円を覚悟できるかどうかです』」とも。
時間が立って反芻してみると結構タメになる話というのは多いものです。
そして「陰極まれば陽」。
このリズムこそ体感しておきたいところです。
大和のレポ−トから。
↓
トランプ大統領の不規則発言に市場は右往左往。
3月6日から予備選がスタート。
翌週にはペンシルベニアで下院補選。
翌々週にも予備選があった。
直前である3月1日にトランプ大統領は鉄鋼アルミの輸入制限を打ち上げた。
日経平均は3月の予備選終了翌週に底入れ、5月まで2500円以上も上昇した。
5月8日に予備選が再開。
6月26日までの予備選の前半戦が始まった。
直前5月3〜4日に北京で会議。
月8日にはイラン核合意からの離脱を表明。
同14日にはアメリカ大使館をエルサレムに移転。
6月15日には対中関税リストを公表。
選挙向けと見られる言動が続いた。
その間、貿易戦争に触れた新聞記事が増加すると共に、日経平均は下落し。
7月6日には米・中間で関税引き上げの応酬となってしまった。
ただし、次に控える米側による2000億ドルの追加関税の適用時期は8月中下旬との観測。
米中関係は当面は交渉の期間に入り一旦アク抜け。
このラウンドでも予備選が終わった翌週に株高が始まった可能性が出てきた。
予備選の有無と、問題行動や株価は連動していたということになる。
6月5日にはアイオワ州下院一区でミニ・トランプとも呼ばれる候補が勝利し本選に。
6月12日にはサウスカロライナ州下院一区で反トランプを掲げる現職が敗北。
バージニア州上院では反移民政策を掲げる候補が勝利。
反トランプの共和党現職下院議員には予備選で勝ち目がないことから引退に追い込まれる例もあった。
予備選は6月26日に前半戦が終了し7月は2州だけ。
8月7日から後半戦が始まる。
7月は4月の様に株高が期待できるだろう。
その後、8月は再度トランプ大統領の不規則発言に注意が必要だ。
予備選が集中している時期は株安で、予備選がなくなれば株高との規則性。
これを応用すると今年の9月から2020年3月頃まで1年半程度は予備選がない。
だから株高の可能性。
米中間選挙の翌年のNYダウは戦後一度しかマイナスとなったことがない。
7月は株高、8月は株安、9月以降は次に議会予備選が見込まれる2020年の1〜3月期頃までの株高。
結論は明るい見通しだ。
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《兜町ポエム》
「夏の扉」
下値切上げた銘柄に
違う株みたいと
株価は少し照れたよう
上を歩いていく
上がるんだよほんとは
示して欲しかった
相場はいつも「ためらい」の
ヴェールの向こうね
フレッシュ!フレッシュ!フレッシュ!
株の扉を開けて
相場をどこか連れて行って
フレッシュ!フレッシュ!フレッシュ!
夏は相場を上げて
みんなの株を包んでくれる
「青い珊瑚礁」
ああ私の株は材料の風に
乗って走るわ
ああ売りの板
取って戻れあの高値
相場と逢うたびに
すべてを忘れてしまうの
はしゃいだ私はストックインベスター
熱い欲聞こえるでしょう
相場にキラキラ酸素電線
二人っきりで流されてもいいの
相場が好き
「バブルの果実」
涙があふれる悲しい市場で
株価が戻った夢を見る
売りたい気持ちは言葉に出来ない
今日も冷たく薄商い
こらえきれなくてため息ばかり
今もこの株に夏は巡る
四六時中も買いと言って
騒ぎの中に連れて行って
忘れられないバイ&ホールド
寄り付きが待てない
ボードに書いた銘柄消して
板はどこへ帰るのか
通り過ぎ行くバイ&セル
株価をそのままに
(櫻井)。