続伸スタート、円安・ドル高で
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【市況】東京株式(寄り付き)=続伸スタート、円安・ドル高で
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23日の日経平均株価は続伸して始まった。始値は前日比158円90銭高の3万1245円72銭。
日経平均は前日まで8連騰を記録し33年ぶりに3万1000円台に乗せたが、きょうもリスク選好の流れが継続している。
前日の米国株市場は主要株価指数が高安まちまちの展開となり、NYダウは続落したが、ナスダック総合株価指数は反発した。米債務上限問題を巡る不透明感が景気敏感株を中心に上値を押さえる展開となったが、東京株式市場ではここ米国株市場に連動することなく上値指向が続いている。
きょうも海外投資家などの買い攻勢が予想されるなか、目先高値警戒感からの利益確定売りをこなし頑強な値動きが予想される。
日本時間23日朝、外国為替市場で円が対ドルで一時138円80銭近辺とおよそ6カ月ぶりの安値水準を付けた。自動車株や機械株などには輸出採算の改善を期待した買いが先行している。
米バイデン大統領は22日、野党・共和党のマッカーシー下院議長と債務上限問題で会談に臨んだ。合意に達していないものの、会談後にマッカーシー氏が「議論の雰囲気はこれまでより良かった」と述べたと伝わった。過度な懸念が和らいだことも買い安心感につながっている。
東証株価指数(TOPIX)は続伸している。
個別では、ファストリ、トヨタが年初来高値を更新した。伊藤忠、三菱商など大手商社株が高い。一方、アドテストとレーザーテクは朝高後に下げに転じる場面があった。JR東日本が安い。