3日続落、米国株安を受け
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【市況】東京株式(寄り付き)=3日続落、米国株安を受け
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19日の日経平均株価は続落して始まった。始値は前日比265円50銭安の2万9970円59銭。取引時間中として4日ぶりに一時3万円を下回ったが、その後はやや下げ幅を縮めている。
NYダウは前日比119ドル安の3万1493ドルと4日ぶりに反落。米新規失業保険申請件数は市場予想に比べ増加し、雇用の伸び悩みが警戒された。この流れを受け、東京株式市場も売り先行で3万円を割り込んで取引を開始した。為替は1ドル=105円60銭前後と前日夕方に比べやや円高で推移している。
当面、財政政策や金融緩和に支えられつつ、新型コロナウイルスによる経済の落ち込みからの回復局面が続くとの見方は根強い。
日銀は18日、市場で買い入れの目安とされている前場の東証株価指数(TOPIX)終値0.5%以上下落でも、指数連動型上場投資信託(ETF)を買い入れなかった。日銀の買い入れ姿勢の変化ではないかとの見方もある。ただ、「閑散相場でもないし、買い入れの有無による相場への影響はほぼない」(国内証券の投資情報担当者)との声もあった。
JPX日経インデックス400と東証株価指数(TOPIX)はいずれも続落。
寄り付き時点で業種別では33業種中、4業種が高く、値上がりは海運、精密機器など。値下がり上位に鉱業、石油、医薬品、証券、その他金融など
個別では、ファーストリテ、ファナック、ソニーが安く、信越化、トヨタ、国際石開帝石が安い。
半面、東エレク、日通、太平洋セメ、日産化が高い。