120円高と5日ぶり反発、人民元高を受け投資家心理改善
東京株式(前引け)=120円高と5日ぶり反発、人民元高を受け投資家心理改善

8日前引けの日経平均株価は5日ぶり反発した。前日比120円16銭高の2万0636円72銭で取引を終了した。
米中摩擦の展開を見極めたいとする様子見ムードの中で、前日の米国株式市場の主要指数はまちまちだった。
この流れを受け、日経平均も前日比横ばい圏で寄り付き、売りがやや先行して推移した。
人民銀は8日、人民元取引の基準値を対米ドルで1ドル=7.0039元と前日よりも元安・ドル高水準に設定。だが、下落幅が市場予想よりも小さいとの見方があったほか、上海外国為替市場やオンショア(中国本土外)市場での人民元安基調も一服した。
米中貿易摩擦も緩和するとの期待感が広がり、安川電やファナックなど中国関連株に買いが入るなど、日経平均は上昇した。
円も対ドルで円安方向に振れたことが好感され、前日まで日経平均は1000円以上の下げをみせていたこともあり、半導体関連など下落が続いていた銘柄を中心に買い戻しが入った。
ただ、国内企業の決算発表が終盤にさしかかり、「好業績銘柄に買いを入れる局地戦から海外投資家がやや撤退しているため、上値を追うエネルギーは限られる」との指摘も出ている。
「8月は夏休みもあり例年、積極的な売買は控えられる」ことも上値を重くしているという。
東証株価指数(TOPIX)は2.18ポイント高の1502.11だった。JPX日経インデックス400も上昇した。
前引け時点の東証1部の売買代金は概算で9581億円、売買高は5億6578万株だった。値上がり銘柄数は1282、値下がり776、変わらず89だった。
業種別株価指数(33業種)は、ゴム製品、ガラス・土石製品、その他製品の上昇が目立ち、下落は石油・石炭製品、鉱業、海運業など。
個別では、任天堂、信越化、アドバンテスト、東京エレクトロン、太陽誘電が高い。ファーストリテイリング、ダイキン、資生堂も上昇した。ジャストシステム、サンデンホールディングスがストップ高となり、enishも物色人気となった。
半面、ソフトバンクグループ(SBG)は朝高後に下げに転じた。丸井Gやクボタ、JXTGホールディングスが売られた。日本マイクロニクスが急落し、アイスタイル、じげんなども大幅安となった。
東証2部株価指数は反落した。前日比43.09ポイント安の6428.02ポイントだった。
出来高7376万株。値上がり銘柄数は215、値下がり銘柄数は143となった。
個別では、相模ゴム工業、内海造船、カネミツ、フジオーゼックス、パーカーコーポレーションが年初来安値を更新した。東京インキ、大水、KHC、ハイパー、ヤスハラケミカルが売られた。
一方、ユーピーアール、中央自動車工業が年初来高値を更新した。FRACTALE、エヌ・ティ・ティ・データ・イントラマート、アマテイ、新内外綿、プレミアムウォーターホールディングスが買われた。

米中摩擦の展開を見極めたいとする様子見ムードの中で、前日の米国株式市場の主要指数はまちまちだった。
この流れを受け、日経平均も前日比横ばい圏で寄り付き、売りがやや先行して推移した。
人民銀は8日、人民元取引の基準値を対米ドルで1ドル=7.0039元と前日よりも元安・ドル高水準に設定。だが、下落幅が市場予想よりも小さいとの見方があったほか、上海外国為替市場やオンショア(中国本土外)市場での人民元安基調も一服した。
米中貿易摩擦も緩和するとの期待感が広がり、安川電やファナックなど中国関連株に買いが入るなど、日経平均は上昇した。
円も対ドルで円安方向に振れたことが好感され、前日まで日経平均は1000円以上の下げをみせていたこともあり、半導体関連など下落が続いていた銘柄を中心に買い戻しが入った。
ただ、国内企業の決算発表が終盤にさしかかり、「好業績銘柄に買いを入れる局地戦から海外投資家がやや撤退しているため、上値を追うエネルギーは限られる」との指摘も出ている。
「8月は夏休みもあり例年、積極的な売買は控えられる」ことも上値を重くしているという。
東証株価指数(TOPIX)は2.18ポイント高の1502.11だった。JPX日経インデックス400も上昇した。
前引け時点の東証1部の売買代金は概算で9581億円、売買高は5億6578万株だった。値上がり銘柄数は1282、値下がり776、変わらず89だった。

個別では、任天堂、信越化、アドバンテスト、東京エレクトロン、太陽誘電が高い。ファーストリテイリング、ダイキン、資生堂も上昇した。ジャストシステム、サンデンホールディングスがストップ高となり、enishも物色人気となった。
半面、ソフトバンクグループ(SBG)は朝高後に下げに転じた。丸井Gやクボタ、JXTGホールディングスが売られた。日本マイクロニクスが急落し、アイスタイル、じげんなども大幅安となった。
東証2部株価指数は反落した。前日比43.09ポイント安の6428.02ポイントだった。
出来高7376万株。値上がり銘柄数は215、値下がり銘柄数は143となった。
個別では、相模ゴム工業、内海造船、カネミツ、フジオーゼックス、パーカーコーポレーションが年初来安値を更新した。東京インキ、大水、KHC、ハイパー、ヤスハラケミカルが売られた。
一方、ユーピーアール、中央自動車工業が年初来高値を更新した。FRACTALE、エヌ・ティ・ティ・データ・イントラマート、アマテイ、新内外綿、プレミアムウォーターホールディングスが買われた。