反発スタート、成長株に買い
【市況】東京株式(寄り付き)=反発スタート、成長株に買い
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25日の日経平均株価は反発して始まった。始値は前日比166円99銭高の2万9469円65銭。
前日に日経平均は470円あまりの急落をみせたが、きょうはその買い戻しで高く始まった。前日の欧米株市場は高安まちまちの展開で、米国株市場ではNYダウがわずかにマイナス圏で着地したが、ナスダック総合指数は3日ぶりに反発したことで、東京株式市場でも不安心理は後退している。
外国為替市場で1ドル=115円40銭近辺にドル高・円安が進行していることも、ハイテクや自動車などの輸出セクターには追い風材料となる。ただ、日本時間今晩の米国株市場は感謝祭の祝日により休場となることもあって、海外投資家などの動きは鈍く株価の戻り足も限られる可能性があるだろう。
前日に下げが目立った高PER(株価収益率)の成長株に買いが入っている。半導体関連銘柄や電子部品などが高い。
外国為替市場では円相場が1ドル=115円台前半と引き続き円安・ドル高基調。原材料の輸入コスト高などによる収益悪化の懸念が意識され、内需株の一角には売りが出ている。
JPX日経インデックス400と東証株価指数(TOPIX)は反発している。
個別では、エムスリーやソフトバンクグループが上昇。クレセゾン、オリックス、GSユアサやヤマハ発も買われている。一方、ANAは大幅安。川崎汽やシチズン、京成が下落している。