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日経平均株価は前場終値比で一段高
【市況】東京株式(後場寄り付き)=日経平均株価は前場終値比で一段高
【後場寄り付き概況】


後場寄り付きの日経平均株価は、前営業日比302円87銭高の1万6855円70銭と、300円超高で始まった。東証株価指数(TOPIX)は、1.72ポイント高の1284.94で始まった。
値頃感が強まった銘柄を中心にした押し目買いが継続し、日経平均株価は上伸している。東証株価指数(TOPIX)も切り返した。
 
外国為替市場では、1ドル=110円30銭近辺の推移。アジアの主要株式市場は総じて安い。
 
個別では、ソフトバンクGが高く、ファーストリテも底堅い。任天堂、キーエンス、東エレク、ファナック、KDDI、NTTは堅調。武田が買い優勢。三菱UFJ、三井住友はしっかりの展開になっている。
 
半面、トヨタが安く、ソニーは軟調。NTTドコモが大幅安で、花王、OLCは売られている。
 
グローベックスの米株先物でサーキットブレーカーが発動したほか、米上院民主党は、新型コロナウイルスの景気対策法案の採決に向けたマコネル共和党上院院内総務の動きを阻止したことが伝わり、シカゴ日経225先物が一時1万5060円まで急落するなかで、日本株においては底堅いスタートとなった。
 
意外な値動きではあったが、今週は配当再投資のほか、年度末までの一部国内金融機関を中心とした売りがおさまると想定されることに加え、日銀のETF買い、一部年金買いといった需給面での下支えが意識されやすいところでもあり、冷静な動きとも捉えられる。
 
また、日本と中国は新型コロナウイルスの感染拡大を抑え込めているとの評価もみられている。欧州ではイタリアのデフォルトリスクも高まっているほか、米国では感染拡大による経済への影響が警戒されているなかで、相対的に底堅い値動きをみせてくるようだと、リスク回避姿勢の中ではあるが、売り込まれた日本への資金シフトも次第に意識されてくる可能性はありそうだ。
 
 
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