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NYダウ188ドル高、ECBと英中銀の緩和策好感
【市況】NYダウ188ドル高、ECBと英中銀の緩和策好感
 

19日の米株式相場は反発した。NYダウ工業株30種平均は前日比188ドル27セント高の2万0087ドル19セントと、2万ドル台を回復した。前日比の騰落幅が1000ドル未満となるのは9営業日ぶり。
 
前日に3年1カ月ぶりの安値を付けた後で、値ごろ感からの買いが大型ハイテク株を中心に入った。世界の中央銀行が相次ぎ金融緩和に動いたのも支えとなった。ただ、新型コロナウイルスによる景気懸念から売りが膨らむ場面もあり、不安定な動きが続いた。
 
米連邦準備制度理事会(FRB)は18日、短期資金の運用手段に使われるMMF市場の安定化を目指した緊急制度を10年ぶりに再開すると発表。欧州中央銀行(ECB)も、新たに7500億ユーロ(約89兆円)規模の資産購入計画を決定した。
 
さらに19日には、FRBがドル資金を市場に供給する枠組みについて、新たにオーストラリアやブラジルなど9カ国の中銀に対象を拡大すると表明。英イングランド銀行は政策金利を過去最低の0.1%に引き下げるとともに、量的金融緩和の拡大を決めた。
世界の中銀による矢継ぎ早の金融緩和が相場を支えた。
 
大型ハイテク株が堅調だった。交流サイト(SNS)のフェイスブックが4%上げ、ソフトウエアのマイクロソフトも買われた。足元で株価下落がきつかった外食のマクドナルドや金融のゴールドマン・サックスなども買い直された。
 
前日に18年ぶりの安値を付けていたニューヨーク原油先物相場が大きく反発した。シェブロンなど石油関連株の買い直しを誘った。ダウ平均の上げ幅は午後に一時543ドルに達した。
 
一方、米労働省が朝方発表した週間新規失業保険申請件数は28万1000件と前週比7万件増加し、約2年半ぶりの高水準を記録。新型コロナ問題の影響で企業の人員削減が加速し、世界経済が景気後退入りするとの懸念から、ダウは一時700ドル超安まで売られる場面もあった。
フィラデルフィア連銀が発表した3月の製造業景況指数はマイナス12.7と前月(プラス36.7)から急低下し、市場予想も下回った。週間の新規失業保険申請件数は前週末比7万件の大幅増となった。新型コロナのまん延が経済を下押しするとの警戒感が強まった。
 
セクター別では消費者サービス、自動車・自動車部品が上昇した一方、公益事業や家庭・パーソナル用品が下落した。
 
ナスダック総合株価指数は同160.734ポイント高の7150.578で終えた。
 
NYダウ工業株30種(ドル)
20,087.19+188.27
S&P500種
2,409.39+11.29
ナスダック
7,150.578+160.734
NY金(ドル/トロイオンス)
1,479.30+1.40
NY原油(ドル/バレル)
24.73−0.49
円・ドル
110.76 - 110.77+0.17


 

【シカゴ日本株先物概況】


19日のシカゴ日経平均先物は反発した。
6月物は前日比465円高の1万6995円で引け、19日の大取終値を445円上回った。
 
原油価格が過去最大の上昇率を記録したほか、欧州中央銀行(ECB)と英中銀による緩和策拡大、また、トランプ大統領が多くの新しい抗ウイルス療法で、臨床試験をすでに実施していることを明らかにすると、投資家心理が改善しNYダウは上昇に転じた。
新型コロナウイルスの感染拡大が進むなか、世界の中央銀行が金融緩和に動き、シカゴ日経平均先物は米株とともに買われた。
 
米連邦準備理事会(FRB)は18日夜、MMF(マネー・マーケット・ファンド)に向けた資金供給を発表した。イングランド銀行(英中央銀行)も19日に緊急利下げや資産購入策の再開を発表した。円安進行も支援材料になった。ただ、新型コロナによる景気先行き不安は根強く、一本調子の上げにはなっていない。
この日の6月物高値は1万7340円、安値は1万6055円。
 
 
シカゴ日経225先物6月限 (円建て)
16995 ( +445 )
シカゴ日経225先物6月限 (ドル建て)
17400 ( +850 )

( )は大阪取引所終値比






【欧州株式市場】

■イギリス・ロンドン株価指数
19日のFTSE100種総合株価指数は反発した。前日の終値に比べ71.03ポイント高の5151.61で引けた。
イングランド銀行(英中央銀行)が19日、緊急利下げや資産購入策の再開を決めた。景気の悪化が幾分和らぐとの見方から買いが優勢だった。
この日のFT指数は、前日の欧州中央銀行(ECB)による緊急追加緩和もむなしく、序盤で大幅に下落。午後に入って4942.37の安値を付けたが、その後に発表された英中銀行の緊急利下げや、安寄りした米株価の持ち直しを眺めて切り返し、引け際に5181.04の高値を付けた。
 
個別銘柄では、英金融大手M&Gが34.4%の大幅高。旅行大手カーニバルは18.9%高、旅行代理店大手トゥイは18.8%高、英中古車販売サイトのオートトレーダー・グループは15.9%高など、このところ下げが目立っていた銘柄に買い戻しが入った。
 
一方、欧州航空大手インターナショナル・エアラインズ・グループ(IAG)とスイス資源大手グレンコア、ロシア鉄鋼大手エブラズは各9.0%安。英ホテル大手インターコンチネンタルホテルズグループは8.4%安、英物流施設大手セグロは7.8%安、住宅大手バラット・デベロップメンツは7.6%安とふるわなかった。



■ドイツ・フランクフルト株価指数
19日のドイツ株式指数(DAX)は反発した。終値は前日と比べて168.72ポイント高の8610.43だった。
欧州中央銀行(ECB)が18日夜、90兆円規模の緊急資産購入策を決めた。米連邦準備理事会(FRB)は19日、MMF(マネー・マーケット・ファンド)向けに緊急の資金供給に乗り出すと発表し、イングランド銀行(英中央銀行)は緊急利下げや資産購入策の再開を決めた。各国中銀の政策により、景気が下支えされたり、金融市場の混乱が和らいだりするとの見方から買いが入った。



■フランス・パリ株価指数
CAC40(仏)3,855.50+100.66
フランス株価指数は3%近く上昇した。

 
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