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ダウ続落402ドル安、米中関係悪化を懸念
【市況】ダウ続落402ドル安、米中関係悪化を懸念

2日のNYダウ工業株30種平均は続落し、前日比402ドル23セント(1.2%)安の3万2396ドル17セントで終えた。

ペロシ米下院議長が2日、台湾を訪問した。米下院議長の訪台は25年ぶり。訪台の可能性は事前に報じられており、中国側の反発を招いていた。

ただ、中国による搭乗機の撃墜などの強硬措置は取られず、ひとまずペロシ氏の訪台が実現したことで、材料消化に伴いダウ平均は下げ幅を縮める場面もあった。
ただ、中国は軍事的な威嚇行動を本格化させており、対立激化は避けられない情勢。投資家の懸念が根強い中で、ダウは終盤にかけて再び下げ幅を拡大した。

米連邦準備理事会(FRB)が利上げペースを緩めるとの見方が後退したことも株売りを誘った。FRBの利上げ減速観測の後退も株売りを招いた。サンフランシスコ連銀のデイリー総裁は2日、インフレ抑制に向けた政策運営について「終わりは程遠い」と述べた。同総裁以外にもインフレ警戒を改めて強調するFRB高官が相次ぎ「断固としたタカ派姿勢」が再確認された。米債券市場で中期債と長期債の利回りが急上昇したのも株式相場の重荷となった。

個別では、航空機のボーイングやクレジットカードのビザなど景気敏感株が安い。四半期決算で売上高が市場予想を下回った建機のキャタピラーは6%安と大幅に下げた。ソフトウエアのマイクロソフトとスマートフォンのアップルも利益確定売りが優勢だった。

ナスダック総合株価指数は続落した。前日比20.218ポイント(0.2%)安の1万2348.758で終えた。ネット通販のアマゾン・ドット・コムや動画配信のネットフリックスが下げた。アドバンスト・マイクロ・デバイス(AMD)やエヌビディアなど半導体株の一角は上げた。

 

 

【シカゴ日本株先物概況】
 

2日のシカゴ日経平均先物は続落した。9月物は前日比140円安の2万7745円で引け、2日の大取終値を75円上回った。

米中関係の悪化懸念からリスク回避ムードが広がり、売りが優勢となった。ペロシ米下院議長が台湾を訪問したのを受け、米中関係の緊迫化への警戒感が広がった。米連邦準備理事会(FRB)幹部が相次いでタカ派的発言をしたことも、予想以上に大きな利上げが続くとの懸念から株売りにつながった。


シカゴ日経225先物9月限 (円建て)
27745 ( +75 )
シカゴ日経225先物9月限 (ドル建て) 
27765 ( +95 )
( )は大阪取引所終値比

 



【欧州株式市場】

■イギリス・ロンドン株価指数
FTSE100 7409.11(−4.31)
2日のFTSE100種総合株価指数は小幅に続落し、前日に比べ4.31ポイント(0.06%)安の7409.11で引けた。台湾情勢を巡り米中関係の緊張が高まるとの警戒感からリスク回避の売りが出た。半面、2022年4〜6月期決算で大幅増益となった英BPが上昇するなどエネルギー株への買いが指数を下支えした。
 
FTSEでは、指数構成銘柄の半数超が下落。BPは2.8%高と買われたほか、スタンダード・チャータード(2.6%高)や送電大手ナショナル・グリッド(2.5%高)も堅調だった。
 
 
■ドイツ・フランクフルト株価指数
DAX 13449.20(−30.43)
2日のドイツ株価指数(DAX)は続落した。前日に比べ30.43ポイント(0.23%)安の1万3449.20で終えた。ペロシ米下院議長の台湾訪問で米中対立が激化するとの懸念が投資家心理の重荷となった。ハイテク株や消費関連株に売りが出た。
 
 
■フランス・パリ株価指数
CAC40 6409.80(−27.06)
フランスCAC40種指数は0.42%安だった。米中関係の悪化懸念からリスク回避ムードが広がり、売りが優勢となった。
 
 
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