弱含みの展開か
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【オープニングコメント】 弱含みの展開か |
20日の日経平均株価は、弱含みの展開か。
日経平均株価の予想レンジは、2万150円−2万500円。
18日に急伸していた米株式相場も、新型コロナウイルスのワクチン開発進展に不透明感が出て、19日は反落した。投資家が慎重な姿勢を強め、軟調な展開となるだろう。
きのう19日の日経平均株価は一時520円を超える上昇を見せる場面もみられたが、大引けでは299円の上昇にとどまった。戻り待ちの売り圧力の強さを感じさせる動きとなっていただけに、売りが優勢の展開となることが想定される。
市場では2万0100円近辺が下値メドになるとの声があった。
シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、18日の大阪取引所終値比145円安の2万385円だった。
為替相場は、ドル・円が1ドル=107円台の後半(19日終値は107円41−42銭)、ユーロ・円が1ユーロ=117円台の半ば(同117円38−42銭)とやや円安方向にある。輸出関連銘柄には下支え要因として意識されそう。
日程面では、3月の機械受注、4月の首都圏・近畿圏の新規マンション販売、4月の主要コンビニ売上高、4月の訪日外客数が発表される。20年国債の入札も予定される。
バンダイナムコホールディングス(7832)や東京海上ホールディングス(8766)、MS&ADインシュアランスグループホールディングス(8725)などが2020年3月期の決算を発表する。海外では、タイ中銀の金融政策決定会合、FOMC議事録(4月28〜29日開催分)、米20年債の入札など。
【好材料銘柄】
■マーチャント・バンカーズ<3121>
今期経常は4.6倍増益、1円増配へ。
■北日本紡績<3409>
6月5日現在の株主を対象に1→7の株式分割を実施。最低投資金額は現在の7分の1に低下する。
■JALCOホールディングス<6625>
中期経営計画を策定。23年3月期に営業利益50億〜58億円(20年3月期実績は10.6億円)に拡大を目指す。大型物流開発案件の完成を見込む。
■東京計器<7721>
前期経常が上振れ着地・今期は2%増益へ。
■マキヤ<9890>
非開示だった今期経常は35%増益へ。
■東テク<9960>
前期経常は15%増で8期連続最高益・1-3月期(4Q)経常は15%増益、今期業績は非開示、前期配当を13円増額。
■日揮ホールディングス<1963>
今期経常は3%増益へ。
■日本曹達<4041>
前期経常は16%増益で着地・1-3月期(4Q)経常は25%増益、今期業績は非開示。
■UACJ<5741>
前期最終は83%増益で上振れ着地、今期業績は非開示。
【主な経済指標・スケジュール】
20(水)
【国内】
3月機械受注(8:50)
4月首都圏マンション発売(13:00)
4月訪日外客数
《決算発表》
東京海上、MS&AD、バンナムHD、JXTG、SOMPOHD、島津製、東センチュリー、アズビル、東急不HD、アマダ、太平洋セメ、堀場製、西鉄、大和リビン、信金中金PS、日水、船総研HD、三谷セキ、オートバクス、ソラスト、高松G、AOKIHD、紙パル商、丸大食、ヨネックス、第一実、日ピラー、JVCKW、宮越HD、山田コンサル、IJTT、TDCソフト、元気寿司、神鋼商、FRONTEO、フジ日糖、ジューテックH、大木ヘルケア、多摩川HD、社宅S、ラサ商事
【海外】
《米決算発表》
ターゲット、ロウズ・カンパニーズ、エル・ブランズ、エクスペディア
※株式スケジュールは予定の為、変更される場合があります。