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英明コラム 11月第1週 マーケットストラテジーメモ
「英明コラム 11月第1週 マーケットストラテジーメモ」


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《マーケットストラテジーメモ》 11月 第1週
 
31日(月):
週末のNY株式市場で主要3指数は揃って2.5%程度の上昇。NYダウは6日続伸。S&P500とNASDAQ総合は3日ぶりに反発。「経済指標が底堅く企業決算も良好だったことでリスク選好度が上昇した」との解釈。金利の上昇など見えないフリの格好。ウェイトは金利よりも景気という格好だ。週間でNYダウが4週続伸。週間ベースでの上昇率は5月以来の大きさ。NASDAQ総合とS&P500が2週続伸。
 
日経平均株価は482高の27587円と3日ぶりに反発。9月10日以来、およそ1カ月ぶりの高値水準を回復。SBGが6%超上昇して年初来高値を更新。東証プライムの売買代金は3兆11853億円。ジェイテクト、川船が上昇。ガイシ、TOTOが下落。25日線が上向いた。
 
1日(火):
週明けのNY株式市場で主要3指数は揃って下落。NYダウは7日ぶりの反落。前週末までの6日続伸で約250ドル上昇していた。「FOMCの結果発表を2日に控えて目先の利益を確定するための売りが優勢」との解釈。金利上昇を背景に高PERのハイテク株が売られた。アップル、マイクロソフトが下落。メタプラットフォームズが6%安。
 
日経平均株価は91円高の27678円と続伸。東証プライムの売買代金は3兆1220億円。SBG、パナソニックが上昇。川船、塩野義が下落。
 
2日(水):
火曜のNY株式市場で主要3指数は揃って続落。市場予想を上回った雇用動態調査(JOLTS)でFRBの利上げ幅縮小する期待が薄らいだ。米上場の中国企業株は堅調。京東集団(JDドットコム)が3.08%、アリババが3.59%上昇。一方アマゾンは5.52%安。アップルは1.75%安。ISM製造業総合指数(NMI)は50.2。9月の50.9から低下。2020年5月以来、約2年半ぶりの低水準となった。
 
日経平均株価は15円安の27633円と3日ぶりに反落。一時プラスになった場面もあったが前日終値をはさんでの動意薄の展開。東証プライムの売買代金は3兆3798億円。TDK、SBGが上昇。東エレ、花王が下落。
 
4日(金):
木曜のNY株式市場で主要3指数は揃って4日続落。国債利回り上昇が悪材料。アップルが4.24%、アルファベットが4.07%、クアルコムが7.66%下落。一方ボーイングが6.34%高。キャタピラーが2.20%高。ISM非製造業総合指数は54.4。2020年5月以来、約2年半ぶりの低い水準。
 
日経平均株価は463円安の27199円と続落。ただ後場は下落幅を縮小。東証プライムの売買代金は3兆7036億円。コニカミノルタ、三菱重工が上昇。エムスリー、テルモが下落。
 
(2) 欧米動向
 
10月の上昇率はNYダウが13.95%。
1976年1月以来の高い上昇率。
10月としては1900年以来の大幅上昇を記録した。
S&Pが7.99%、NASDAQ総合が3.9%。
ダウは月間として1976年1月以来、10月としては1900年以来の大幅上昇を記録した。
 
(3)新興国動向
 
中国疾病予防抑制センターの疫学首席科学者を務めた曽光氏のコメント。
「中国のダイナミックゼロコロナ政策について、近く大幅な変更が行われるだろう」。
新しいワクチンや抗ウイルス薬研究の進展を挙げ、中国の開放の条件は蓄積」されているとの見方だ。
今後5─6カ月の間に多くの新たな政策が導入されるとの見通しを示した格好。
 
【展望】
 
10月月間は1650円(6.36%%)高。9月末安値から10月末高値。
この上昇幅・率は2020年11月(3456円・15%高)以来。月足は長い陽線。
これで今年は5勝5敗と五分(陽線は△3月、5月、7月、8月、10月)。
 
 
スケジュールを見てみると・・・。
 
【11月】9勝1敗、(勝率90%、1位)
     気学では「今月は突っ込み買いで小幅に稼ぐとき」。
 
 7日(月)米消費者信用残高、中国貿易収支、天赦日、下げの特異日、変化日
 8日(火)家計調査、景気動向指数、米中間選挙、株安の日
 9日(水)景気ウォッチャー調査、中国生産者・消費者物価株安の日
10日(木)マネーストック、都心オフィス空室率、米消費者物価。財政収支
11日(金)オプションSQ、国内企業物価指数、米ミシガン大学消費者信頼感、株高の日L、中国独身の日、MSCI日本株指数リバランス発表、
14日(月)株高の日L
15日(火)7ー9月期GDP速報値、米生産者物価、NY連銀製造業景況感、独ZEW景況感、中国各種経済指標
16日(水)機械受注、第3次産業活動指数、訪日外客数、米小売り売上高、輸出入物価、鉱工業生産、NAHB住宅価格指数、対米証券投資、
17日(木)貿易統計、米住宅着工件数、建設許可件数、フィラデルフィア連銀製造業景況感、変化日
18日(金)消費者物価、米中古住宅販売件数、APEC首脳会議(→19日バンコク)
20日(日)FIFAワールドカップカタール2022開幕(→12月18日)
21日(月)首都圏マンション発売、株高の日L
22日(火)株高の日L
23日(水)勤労感謝の日で休場、米耐久財受注、新築住宅販売件数、FOMC議事録
24日(木)独IFO景況感、感謝祭でNY休場、株安の日L、変化日
25日(金)東京都区部消費者物価、企業向けサービス価格指数、米ブラックフライデー、
28日(月)米サイバーマンデー、 株高の日L
29日(火)失業率、商業動態統計、CB消費者信頼感、S&P住宅価格指数、FIFA住宅価格、株高の日L
30日(水)鉱工業生産、米ADP雇用レポート、GDP改定値、中国製造業非製造業PMI、
      MSCIパッシブ売買インパクト


(兜町カタリスト 櫻井英明)
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