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4日続伸176ドル高、米利下げ期待
【市況】4日続伸176ドル高、米利下げ期待

6日のNYダウ工業株30種平均は4日続伸し、前週末比176ドル59セント(0.45%)高の3万8852ドル27セントで終えた。
 
注目の連邦公開市場委員会(FOMC)と雇用統計を先週通過し、この日は主要経済指標の発表もなく手掛かり難となった。前週末3日に公表された低調な4月の米雇用統計を受けて利下げ期待が再び強まり、同日のダウは大幅高で終了。この日もその流れを引き継ぎ、堅調な値動きが続いた。
 
前週末発表の4月の米雇用統計で雇用者数や賃金の伸びが市場予想を下回った。労働市場の過熱感が薄れ、FRBの利下げ開始が一段と先送りになるとの観測が後退した。「FRBは遅かれ早かれ利下げに踏み切るとみる投資家が増えている」と話していた。
 
ニューヨーク連銀のウィリアムズ総裁は6日、雇用の拡大ペースが緩やかになっていることなどに触れ、「私たちは最終的には利下げをするだろう」と述べたと伝わった。リッチモンド連銀のバーキン総裁は同日の講演で、「制限的な金利水準が需要を抑え、物価上昇率が(FRBの)目標へ戻っていくと楽観的に見ている」と語った。
 
取引時間中には、イスラム組織ハマスがイスラエルとの休戦案を受け入れると伝わった。原油先物相場が下げに転じ、米国株に買いが入る場面があった。ただ、最終的な合意に至るかどうかは不透明な面があり、株買いの勢いは限られた。
 
ダウ平均の構成銘柄では、アナリストが目標株価を引き上げたウォルト・ディズニーの上昇が目立った。マイクロソフトとキャタピラーも高かった。IBMやビザも買われた。
 
一方、ボーイングが下落した。中型機「787」の品質問題を巡って、米連邦航空局(FAA)が調査を始めたと伝わり、売りが出た。前週末に大幅に上昇したアムジェンとアップルも下げた。
 
ナスダック総合株価指数は3日続伸した。前週末比192.917ポイント(1.19%)高の1万6349.245で終えた。アナリストが投資判断を引き上げたマイクロン・テクノロジーが4.7%上昇した。エヌビディアなど他の半導体株に買いが波及した。
 
 



【シカゴ日本株先物概況】
 
6日のシカゴ日経平均先物は上昇した。6月物は前週末比520円高の3万8880円で終えた。NYダウ平均は、米利下げ期待が根強い中、4営業日続伸した。この日は米連邦準備理事会(FRB)の年内利下げ観測が改めて意識されて米株式相場が上昇し、シカゴ市場の日経平均先物にも買いが優勢となった。
 
 
シカゴ日経225先物 (円建て)
38880 ( +690 )

シカゴ日経225先物 (ドル建て)
38905 ( +715 )
 
( )は大阪取引所終値比
 






【欧州株式市場】
 
 
■イギリス・ロンドン株価指数
 
アーリー・メイ・バンクホリデーのため休場
 
 
 
 
 
■ドイツ・フランクフルト株価指数
DAX 18175.21(+173.61)
 
6日のドイツ株価指数(DAX)は続伸し、前週末比173.61ポイント(0.96%)高の1万8175.21で終えた。前週末発表の4月の米雇用統計が市場予想を下回る内容となり、米連邦準備理事会(FRB)が年後半に利下げを始めるとの見方が強まった。欧州中央銀行(ECB)による利下げ観測も根強く、ドイツ株は買いが優勢だった。

個別では、ミュンヘン再保険(2.91%高)や通販大手ザランド(2.65%高)、半導体大手インフィニオン・テクノロジーズ(2.50%高)が買われた一方、郵便・物流大手ドイツポスト(3.47%安)や電力大手RWE(2.29%安)が売られた。

 

 

 

■フランス・パリ株価指数
CAC40 7996.64(+39.07)

フランスCAC40種指数は0.49%高だった。利下げ期待が膨らんだことで底堅く推移した。

 

 

 


 
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