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101円高、米株高を受け上昇も上値重く
東京株式(前引け)=101円高、米株高を受け上昇も上値重く

22日午前の日経平均株価は続伸し、午前の終値は前日比101円41銭高の2万2321円14銭だった。
きょう前場の東京株式市場は米株高を受けてリスク選好ムードが高まった。
日経平均は続伸歩調となった。寄り後にいったん軟化したが、その後は再び買いが厚くなり、前引けは100円強の上昇でほぼ高値に近い水準で着地している。
 
米半導体株の上昇を受けて東京エレクトロンなど半導体株に買いが入り相場をけん引した。
中国・上海株は冴えない動きとなっているが、ドル・円相場は取引時間中に円安方向に振れ、ことなどが投資家のセンチメント改善につながった。
ただ、トランプ米大統領の元個人弁護士に関する報道が投資家心理を冷やし、上値はやや重かった。
 
前引けの東証1部の売買代金は概算で9372億円、売買高は5億5607万株だった。
東証1部の値上がり銘柄数は1521と、全体の7割を占めた。値下がりは502、変わらずは77だった。
 
業種別株価指数(33業種)は、鉄鋼、輸送用機器、ガラス・土石製品、非鉄金属などが上昇。パルプ・紙、空運業などが下落。
 
個別では、菅義偉官房長官が通信料金の引き下げ余地に言及したことが引き続き嫌気されてKDDIが売られたが、ソフトバンクは朝安後上昇に転じた。
任天堂も上値指向を継続。トヨタ自動車、東京エレクトロンなども高い。新日鉄住金など鉄鋼株が高い。新日鉄住金が買い優勢、マネックスグループも上昇した。双信電機は一時ストップ高に買われ、日本電子も値を飛ばした。
 
半面、ファーストリテイリングが軟調、NTTも値を下げた。スルガ銀行はストップ安となった。エーザイや第一三共といった医薬品株もさえない。ウィルグループ、TATERUが売られ、レオパレス21も下落した。
 
東証2部株価指数は前日比36.96ポイント高の7045.88ポイントと3日ぶり反発した。出来高4423万株。値上がり銘柄数は246、値下がり銘柄数は135となった。
 
個別では、岡本工作機械製作所、堀田丸正、省電舎ホールディングス、ショーエイコーポレーション、タツモが買われた。
 
一方、森組、中央ビルト工業、アスモ、ジー・スリーホールディングス、サイバーステップなど20銘柄が年初来安値を更新。コメ兵、上村工業、ロックペイント、太平製作所、日本モーゲージサービスが売られた。


 
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