日経ジャスダック平均は反発、買いが優勢
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【市況】ジャスダック市場(大引け)=日経ジャスダック平均は反発、買いが優勢
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日経ジャスダック平均株価は反発した。終値は前週末比13円92銭高の3915円61銭だった。
23日の米株式市場で主要3指数が上昇し、国内新興株も買いが優勢になった。好決算を発表した高度紙の商いが目立った。
2021年3月期(前期)の連結決算が大幅増益となった高度紙は、制限値幅の上限となるストップ高水準である504円高の3470円で終えた。シンバイオやウエストHD、フェローテクが上昇した。一方、マクドナルドやワークマンなど時価総額が大きい銘柄が下げた。
前週末に下落した銘柄を買う動きも見られ、マザーズ、ジャスダック両市場ともに値上がり銘柄の数が値下がりの数を上回った。同じ「決算発表組」でも、東証1部銘柄で時価総額1500億円超の東製鉄より高度紙の売買代金が多く、「典型的な個人中心の相場だった」との声が聞かれた。
ジャスダック市場の売買代金は概算で582億円、売買高は7148万株だった。値上がり銘柄数は348、値下がり銘柄数は257となった。
個別ではニッポン高度紙工業、不二硝子、ヤマウホールディングスがストップ高。安江工務店、アテクト、太洋工業、山大、テーオーホールディングスは一時ストップ高と値を飛ばした。三東工業社、第一建設工業、B−R サーティワンアイスクリーム、ゼネラルパッカー、かわでんなど17銘柄は年初来高値を更新。ザインエレクトロニクス、SEホールディングス・アンド・インキュベーションズ、オービス、シンバイオ製薬、プラコーが買われた。
一方、イメージ ワンがストップ安。シンクレイヤ、地域新聞社、オールアバウト、カルラ、ソフトウェア・サービスなど20銘柄は年初来安値を更新。ネオマーケティング、環境管理センター、ジェクシード、ケイティケイ、ロングライフホールディングが売られた。