145円安、ポジション調整の売り先行
東京株式(前引け)=145円安、ポジション調整の売り先行

30日午前の日経平均株価は反落し、前営業日比145円58銭安の2万8908円39銭で終えた。
前日のNYダウは上昇したが、この日の東京株式市場は連休の谷間ということもあり、積極的な売買は手控えられる状態だった。明日からの5連休を前にポジション調整の売りが優勢となっている様子だ。主力ハイテク株などが軟調な値動きとなっている。
値がさ株の一角が決算発表後に利益確定売りなどに押され、指数を押し下げた。
ソニーGやTDKは28日に発表した今期業績見通しが物足りないとの見方から売りが出た。大引け後に決算発表を控えた東エレクにも先回りの売りが出て、こうした値がさ株が指数を押し下げた。米長期金利の上昇を受けたグロース(成長)株への売りや、さえない景気指標を受けた中国株や香港株の下落も重荷となった。
ただ、市場では「景気回復や今後の経済対策への期待を背景に米株式相場が堅調に推移するなど、全体的な地合いは悪くない」との声も聞かれる。
相対的に出遅れ感のあった中小型株には買いも目立ち、前引け時点の東証1部の値下がり銘柄数は804と、全体の約4割弱にとどまった。値上がりは1286、変わらずは98銘柄だった。前引け時点の東証1部の売買代金は概算で1兆3892億円、売買高は5億9792万株だった。
市場からは「5月連休を前にして、(今期利益予想が市場予想を下回った)ソニーG が急落し、これでは元気が出ない。市場予想に届かなった中国製造業PMIも売りの材料にされた。ただ、日経平均は2万9000円近辺にあり、弱いとみるより頑張っていると判断したい」との声が聞かれた。
JPX日経インデックス400と東証株価指数(TOPIX)は小幅に反落した。

業種別株価指数(33業種)は輸送用機器、ゴム製品、ガラス・土石製品、電気機器などが下落した。上昇は鉄鋼、海運業、陸運業など。
個別銘柄では、28日に決算を発表したソニーグループが大幅安に売られたほか、ファーストリテイリングやトヨタ自動車、日本電産が値を下げた。レーザーテックや村田製作所、東京エレクトロン、ZHDや楽天グループ、デンソーも安い。
半面、ソフトバンクグループが高く、好決算が評価されたサイバーエージェントは急伸。キーエンスや任天堂が値を上げ、富士通、資生堂、日立金属が買われた。
東証2部株価指数は前営業日比19.57ポイント高の7453.63ポイントと3日ぶり反発している。出来高1億0391万株。値上がり銘柄数は197、値下がり銘柄数は180となった。
個別では、東京ボード工業が一時ストップ高と値を飛ばした。富士古河E&C、スーパーバッグ、TONE、ニッキ、中北製作所など11銘柄は年初来高値を更新。ウイルコホールディングス、エリアリンク、ASTI、ジー・スリーホールディングス、アオイ電子が買われた。
一方、YE DIGITAL、プレミアムウォーターホールディングス、ストリーム、アールエイジ、情報企画など13銘柄が年初来安値を更新。東京衡機、トリニティ工業、ギグワークス、パシフィックネット、黒田精工が売られた。

30日午前の日経平均株価は反落し、前営業日比145円58銭安の2万8908円39銭で終えた。
前日のNYダウは上昇したが、この日の東京株式市場は連休の谷間ということもあり、積極的な売買は手控えられる状態だった。明日からの5連休を前にポジション調整の売りが優勢となっている様子だ。主力ハイテク株などが軟調な値動きとなっている。
値がさ株の一角が決算発表後に利益確定売りなどに押され、指数を押し下げた。
ソニーGやTDKは28日に発表した今期業績見通しが物足りないとの見方から売りが出た。大引け後に決算発表を控えた東エレクにも先回りの売りが出て、こうした値がさ株が指数を押し下げた。米長期金利の上昇を受けたグロース(成長)株への売りや、さえない景気指標を受けた中国株や香港株の下落も重荷となった。
ただ、市場では「景気回復や今後の経済対策への期待を背景に米株式相場が堅調に推移するなど、全体的な地合いは悪くない」との声も聞かれる。
相対的に出遅れ感のあった中小型株には買いも目立ち、前引け時点の東証1部の値下がり銘柄数は804と、全体の約4割弱にとどまった。値上がりは1286、変わらずは98銘柄だった。前引け時点の東証1部の売買代金は概算で1兆3892億円、売買高は5億9792万株だった。
市場からは「5月連休を前にして、(今期利益予想が市場予想を下回った)ソニーG が急落し、これでは元気が出ない。市場予想に届かなった中国製造業PMIも売りの材料にされた。ただ、日経平均は2万9000円近辺にあり、弱いとみるより頑張っていると判断したい」との声が聞かれた。
JPX日経インデックス400と東証株価指数(TOPIX)は小幅に反落した。

個別銘柄では、28日に決算を発表したソニーグループが大幅安に売られたほか、ファーストリテイリングやトヨタ自動車、日本電産が値を下げた。レーザーテックや村田製作所、東京エレクトロン、ZHDや楽天グループ、デンソーも安い。
半面、ソフトバンクグループが高く、好決算が評価されたサイバーエージェントは急伸。キーエンスや任天堂が値を上げ、富士通、資生堂、日立金属が買われた。
東証2部株価指数は前営業日比19.57ポイント高の7453.63ポイントと3日ぶり反発している。出来高1億0391万株。値上がり銘柄数は197、値下がり銘柄数は180となった。
個別では、東京ボード工業が一時ストップ高と値を飛ばした。富士古河E&C、スーパーバッグ、TONE、ニッキ、中北製作所など11銘柄は年初来高値を更新。ウイルコホールディングス、エリアリンク、ASTI、ジー・スリーホールディングス、アオイ電子が買われた。
一方、YE DIGITAL、プレミアムウォーターホールディングス、ストリーム、アールエイジ、情報企画など13銘柄が年初来安値を更新。東京衡機、トリニティ工業、ギグワークス、パシフィックネット、黒田精工が売られた。