兜町カタリスト『櫻井英明』が日経平均株価や株主優待、投資信託、NISAなど幅広く紹介していきます。企業訪問を中心により密着した情報も配信中です。
会員情報作成
ログイン
初めてのお客様は、
『会員情報作成』から登録をお願い致します。
NYダウ30ドル安、インフレ加速への懸念
【市況】NYダウ30ドル安、インフレ加速への懸念

 
8日のNYダウ工業株30種平均は続落し、前日比30ドル42セント安(0.1%)安の3万4599ドル82セントで終えた。
手掛かり材料難に加え、ダウ平均が5月上旬に付けた史上最高値(3万4777ドル)に近づく中で、高値警戒感も広がっている。また、経済活動正常化の動きとともに、サプライチェーン(供給網)への制約も続く中、インフレ加速への懸念も依然くすぶっている。
インフレ動向や米連邦準備制度理事会(FRB)による量的緩和策の縮小議論開始時期を見極めようと、市場は10日発表の5月の米消費者物価指数(CPI)や、来週の連邦公開市場委員会(FOMC)待ちとなっている。
米経済の回復に着目した買いも入り、午後は前日終値を挟んでもみ合う展開だった。
 
8日朝の債券市場で米長期金利は一時1.51%%を付け、1カ月ぶりの水準に低下した。利ざや縮小の観測から金融のゴールドマン・サックスやJPモルガン・チェースが売られた。
ただ、米経済への楽観的な見方は続いている。米労働省が発表した4月の雇用動態調査では、非農業部門の求人件数は928万6000件と過去最高を更新した。新型コロナウイルスのワクチン普及による経済活動の正常化で企業の求人が急増しており、労働市場の改善を裏付けた。
 
景気改善期待から化学のダウや機械のハネウェル・インターナショナル、クレジットカードのビザなど景気敏感株の一角に買いが強まると、ダウ平均は上げる場面もあった。ダウ平均の構成銘柄以外ではアナリストが投資判断を引き上げたデルタ航空が2%上昇した。
 
ナスダック総合株価指数は3日続伸し、前日比43.190ポイント(0.3%)高の1万3924.911で終えた。アナリストが買い推奨のリポートを出したスマートフォンのアップルとネット通販のアマゾン・ドット・コムが買われ、指数を押し上げた。
 
 
NYダウ工業株30種(ドル)
34,599.82−30.42
S&P500種
4,227.26+0.74
ナスダック
13,924.911+43.190
NY金(ドル/トロイオンス)
1,894.40−4.40
NY原油(ドル/バレル)
70.03−0.02
円・ドル
109.49 - 109.51−0.03
 
 

【シカゴ日本株先物概況】


 
8日のシカゴ日経平均先物は下落した。6月物は前日比155円安の2万8985円で引け、8日の大取終値を75円下回った。前夜の夜間取引で売られた。

8日の米株式市場は、5月消費者物価指数(CPI)の発表を控え、様子見姿勢が強い中、方向感の欠く一日となった。NYダウは高値を警戒する売りに押されたほか、長期金利の低下が金融株の重石に。午後に入り、プラスに転じる場面もあったが、前日の終値近辺でもみ合い、結局小幅に下落した。
 
 
シカゴ日経225先物6月限 (円建て)
28985 ( -75 )
シカゴ日経225先物6月限 (ドル建て)
28985 ( -75 )
 ( )は大阪取引所終値比
 




【欧州株式市場】

 
■イギリス・ロンドン株価指数
FTSE100 7095.09(+17.87)
8日のFTSE100種総合株価指数は3日続伸した。前日の終値に比べ17.87ポイント(0.3%)高の7095.09で引けた。特に目立った手掛かり材料はなかったが、株価指数は底堅く推移した。10日の米消費者物価指数と欧州中央銀行(ECB)の定例理事会を控えて様子見気分が強かった。構成銘柄の約6割が上昇した。鉱業株が買われ株価指数を押し上げた。
 
個別銘柄では、投資会社のインターミディエイト・キャピタル・グループは、2021年3月期の運用資産の急増が好感され6%近く上昇した。総合保険のアビバも買われた。アクティビスト(物言う投資家)のセビアン・キャピタルがアビバの株式5%を取得したと発表したことが買い材料となった。7日に上場した南アフリカの炭鉱会社サンジェラ・リソーシズは30%急騰した。
半面、石油大手ロイヤル・ダッチ・シェルはA株(0.6%安)、B株(0.9%安)ともにさえなかった。金融大手HSBCホールディングスは0.3%の小幅安。アナリストが投資判断を引き下げた投資関連のM&Gも売られた。
 
 
 
■ドイツ・フランクフルト株価指数
DAX 15640.60(−36.55)
8日のドイツ株式指数(DAX)は続落した。終値は前日と比べて36.55ポイント(0.2%)安の1万5640.60だった。終日狭い範囲での取引だった。10日に欧州中央銀行(ECB)理事会の政策発表を控え様子見姿勢が広がった。
 
個別では、素材メーカーのコベストロと自動車のフォルクスワーゲン(VW)の下げが目立った。医薬・化学大手の独メルクは買われた。
 
 
■フランス・パリ株価指数
CAC40 6551.01(+7.45)
a