米ドル円、109円台半ばに下落後はもみ合い
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【為替】米ドル円、109円台半ばに下落後はもみ合い
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7日、東京外国為替市場の米ドル円は109円台半ばを中心とする狭いレンジで小動きに推移した。前週末の米雇用統計を受けたドル売り円買い先行の流れを引き継ぐ格好となったが、米金利上昇を意識する動きも相俟って方向感に欠ける相場展開を余儀なくされた。5月米雇用統計は、非農業部門雇用者数が55.9万人増と、前回のサプライズ的な低水準の増加幅からは拡大したものの予想を下回る内容に。前回が悪すぎただけに大幅改善を期待する向きが少なくなかったため、失望売りから米ドル円は下落基調を鮮明にしていた。
週明け東京市場も109円台半ばから取引をスタートさせたが、予想を下回ったものの雇用者数の増加幅自体はさほどネガティブな内容ではないことや、来週のFOMC(15日〜16日)を控え、ドルの下値を試す動きまでには至らなかった模様である。
テクニカル面では、引き続き一目均衡表の基準線および転換線がサポートとして機能している点は好感材料となりそう。ただ、6月半ばにかけて雲のねじれが発生。ちょうどFOMCの日程と重なるため一定の留意が必要か。
[提供:AIゴールド証券株式会社]